三里塚一斉行動 相川町長に住民の怒り 〝第3滑走路推進許さぬ〟

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週刊『前進』04頁(2717号04面02)(2016/01/25)


三里塚一斉行動
 相川町長に住民の怒り
 〝第3滑走路推進許さぬ〟


 1月16日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連は、第33回の空港周辺地域一斉行動に決起した。1月10日の団結旗開きの熱気を継ぐ2016年第1波の闘いだ。
 朝8時30分、成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合(写真)。成田空港会社(NAA)は第3滑走路計画推進のパンフを発行し、キャンペーンを強めている。この攻撃を阻止する正念場だ。
 打ち合わせで反対同盟事務局の萩原富夫さんが、「2月14日には芝山町議選が予定されている。こちらから第3滑走路の是非を問う宣伝をしよう。住民の怒りとさらに結びつこう」と呼びかけた。市東さんは「成田商工会議所が作った『成田第三滑走路実現を目指す会』は、われわれの闘いでストップさせた。今度は石毛博道・相川勝重らの『第3滑走路実現を目指す有志の会』の策動を止めよう」と訴えた。
 この日用意された「反対同盟ニュース」第28号は、NAAの第3滑走路パンフを批判するとともに、作家の森村誠一氏や勝目梓氏など安保法制に反対する文化人からも賛同署名が寄せられていることを報じている。
 9時すぎ、それぞれが担当地域に出発。宮本麻子さんは成田市川上地区を回り、住民との対話を重ねた。ある男性は「相川町長は第3滑走路で住民を住めなくさせて、何が芝山町の発展か」と批判を強めた。
 伊藤信晴さんは芝山南部・小池地区などを回った。「町議選があるから、相川町長に反対する議員を一人でも当選させる」「この辺の騒音がどんなにひどいか、町長はここに住んでみろ」などの声が相次いだ。
 午後5時、市東さん宅離れに再集合して、市東さんの農地取り上げ反対署名、賛同署名の成果などを報告しあった。
 萩原富夫さんが最後に「第3滑走路への怒りの強さをあらためて実感できた。次回一斉行動は日程を町議選前の2月7日に前倒しして再び芝山を中心に訴えよう」と締めくくった。

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三里塚裁判日程

一坪共有地裁判
 2月18日(木)午後1時30分開廷 千葉地裁
 (傍聴券抽選のため30分前に集合)

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