団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2717号04面05)(2016/01/25)


団結ひろば 投稿コーナー

人員不足で残業連続すべて当局の責任だ
 関東 郵政青年労働者 矢部明雄

 郵便局では郵政資本とJP労組の結んだ350〜360時間の三六協定があります。今年度はマイナンバーの関連で私の所属する班では班員全員が残業時間は上限ギリギリという状況になっています。年度末まで1月からは1日1時間以内の超勤(残業)にとどめなければなりませんが、現実的にそれは不可能です。
 それに関して、配達できなかった分は廃休(休日出勤)にして休日返上にするだろうと言われ、怒りがこみ上げてきました。それは当局の責任だ、当局の責任で何とかしろ! そもそもマイナンバーの業務がきつくなるのも、三六がギリギリになるのも、すべて当局が人員を確保してこなかったからです。その尻拭いを現場にさせるなど、どんな言葉で言いつくろっても絶対に許すことはできません。
 「募集しても人が来ない」などと当局側はわめいていますが、募集チラシに書いてあるのは「月収16万円」という文字(手取りはもっと低いと思われるはず!)。しかも正規ではなく非正規での雇用という。これでは普通の人は応募したくはないでしょう。これで人が来ると本気で思っているのであれば、それはそれで問題ですが、結局のところ「常時人を募集している」という内部に対するパフォーマンスにすぎないのです。
 御用組合JP労組はもちろんこの件に関してだんまりを決め込んでいます。彼らは現場の労働者の賃金のことに興味を持っていないのでしょう。このことにすら目を向けないJP労組が春闘の時だけ「処遇改善」など吹聴しても、まったく心に響きません。春闘の時だけではない、常に闘争を職場で行える組合が今こそ求められています。全国の職場で一斉に闘争を開始しましょう。

「処遇改善」ではなく「非正規職撤廃」を!
 徳島 自治体青年労働者 H

 私は市役所の臨時職員です。いわゆる非正規職です。
 最近、職場の正規職員の人の発言で気になることがありました。その内容は、歳入の調定を出したり、住民に渡す書類に印を押すことは「(正規)職員じゃないとできない」というものでした。これを聞いて私は、臨時職員などの非正規職は「職員」として見られていないのかもしれないと思いました。
 他にも会話の中で「職員さん」「臨時さん」「嘱託さん」という言葉をよく耳にします。臨時職員も嘱託職員も職員なのに、これを聞くとやはり臨時職員・嘱託職員は職員ではないと言われているように感じてしまいます。
 また臨時職員や嘱託職員は正規職員と同じ仕事を同じ時間しても、賃金は同世代の正規職員の半分程度しかもらえないのはおかしいと思います。
 私は20代なので正規職員の半分程度ですが、年齢が高くなればなるほど正規職と非正規職の賃金の差はさらに大きくなります。
 非正規職のことに関しては、自治労本部や連合などの体制内労組は処遇改善や賃上げを訴えていますが、このような体制内的路線では「賃金を何円に上げれば良いか?」「今は1年雇用のところを何年間継続雇用にすれば安定雇用か?」など、どこに妥協点を置くかで終わってしまい、結局は非正規職は非正規職のままです。
 これに対して「非正規職撤廃」また「外注化・民営化絶対反対」で闘う、動労千葉のような妥協することなく絶対反対で闘う労働組合が今こそ求められているのではと思います。

少しずつ強くなり毎日の闘いが楽しい
 群馬合同労組中央タクシー分会 C

 昨年6月に職場で声を上げた時は、とにかく妥協はしないようにとだけ考えていましたが、最初の数週間で精神的に参りそうでした。仕事を与えられず、毎日千羽鶴を折る日々でしたが、「分割・民営化に反対した国鉄労働者は何年も同じように置かれていた」と言われ、少しずつ強くなりました。長野本社前の抗議行動では「相手よりも1日でも長く闘うことが勝利につながる」と励まされ、先日は「職場で闘い続けるだけでも勝利だ」と励まされました。これらは実際に闘い続けた人の発する一言です。
 動労連帯高崎のスト突入集会や大石運輸のデモに参加し、ここまでやれる労働組合が存在することを目の当たりにして、自分たちもやれると自信を持ちました。
 スト当日は群馬の皆さんは総出で、また各地から「有名人」が駆けつけていただき、「ストおめでとう」と声をかけられ、気持ちをわかってもらったと感激しました。
 鈴コンの『非正規が闘って、勝った!』を車に置き、そういえば鈴コンはこうしていたなあとか思い出して読み直しています。実は毎日が楽しくて楽しくて。

動労総連合の建設へ北海道で革共同集会
 北海道 M

 革共同北海道地方委員会が昨年末に開催した政治集会に参加し、決意を新たにした。
 司会の民間労働者が「16年決戦への総決起を」と開会を宣言した。基調報告に立った労働者同志は、15年を総括して、各職場で非正規職撤廃の闘いに挑戦し、国鉄闘争全国運動・北海道の仲間とともに2回の国鉄集会を実現したことの画期的意義を確認し、「新たな世界戦争が切迫する中、国鉄決戦で革命を切り開こう」「星野闘争など全課題を引き受けて闘おう」と提起した。
 また、3月26日の北海道新幹線開業がJR北海道の経営を一層悪化させ、鉄道の安全をさらに崩壊させるだけでなく、ローカル線と地方の切り捨ての引き金となることを見据え、「JR労働者の中に団結を拡大して北海道に動労総連合の旗をうち立てよう」と呼びかけた。全体がこの大方針を圧倒的に確認した。
 党中央を代表して発言した天田三紀夫書記長は、「世界戦争情勢に動労総連合・北海道建設で立ち向かおう。非正規職撤廃で全階級を獲得しよう」と訴えた。
 自治体、NTTの労働者、女性労働者からの職場闘争の報告に続き、元国労北海道闘争団の労働者、教育労働者などからの発言を受けた。元闘争団の労働者は「国鉄には全党派がいたが、国鉄闘争を勝利まで闘おうとしているのは革共同だけ。分割・民営化絶対反対の立場でともに闘う」との熱い思いを語った。
 これを全体で受け止め、ともに闘うことを誓って、民間労働者の音頭で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。

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