2・20爆取集会に結集を 最高裁で勝利し安倍倒そう 迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団

週刊『前進』04頁(2719号04面03)(2016/02/01)


2・20爆取集会に結集を
 最高裁で勝利し安倍倒そう
 迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団 


 2016年、世界は一気に戦争情勢に突入しています。しかし、労働者階級は絶対に戦争を許さないし、現に戦争を阻止する力を有しています。戦争の時代はすなわち革命の時代です。
 戦争と治安弾圧は一体です。戦争と革命の時代は、弾圧との死闘の時代にほかなりません。あらゆる弾圧を真正面から粉砕しなければ戦争を阻止することはできません。したがって、弾圧に勝ち抜く闘いは、いま安倍政権を打ち倒す最も攻勢的な闘いの一つとなっています。
 私たち、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団(須賀武敏・十亀弘史・板垣宏、そして獄中の福嶋昌男)は、すでに30年間、国家権力による長期投獄・転向強要の攻撃に対して完全黙秘・非転向の原則を、身をもって貫いてきました。
 2004年には、16年の未決勾留を打ち破り、3人が一審無罪判決をかちとりました。爆発物取締罰則違反を裏付ける証拠など何一つなく、裁判上は無罪以外にあり得ない当然の判決ですが、まさに闘い抜いてもぎ取った無罪判決です。
 それに対して検察が控訴し、差し戻し審で逆転有罪判決が出されました。しかし3人は、絶対に再収監を許さず、いっさい退くことなく、現在差し戻し上告審で最高裁と対決し抜いています。3人とは別の公判を強いられ、いったん「有罪」が確定した福嶋は、府中刑務所で、いっそう不屈に再審闘争を闘い抜いています。これらの被告団の闘いは、デッチあげ弾圧をすでに根底で打ち砕いています。
 しかし、だからこそ今、私たちは上告審と再審で無罪を確定させ、私たちへの「有罪」判決がすべて脆弱(ぜいじゃく)極まる政治判断でしかなかったことを、最後的に暴き出さなければなりません。「裁判所が新たにデッチあげを行った」というしかない、虚構に基づく治安弾圧判決を断じて許してはなりません。
 3人の上告審で最高裁に無罪を自判させ、東京地裁に福嶋再審を開始させます。被告団は今年こそその決定的な勝利をかちとる渾身(こんしん)の飛躍の年とします。
 その飛躍をかけて、2月20日に総決起集会を開きます。多くの同志、多くの労働者・市民の皆さんの熱い結集を心から訴えます。
 集会での意志一致をもとに、被告団はこの春からさらに最高裁に対する怒りと創意に満ちた抗議行動を展開します。治安弾圧と対決する裁判で最高裁に勝利することは、安倍政権を打ち倒す鮮烈な一歩となります。
 国鉄闘争を基軸とする階級闘争の基盤を一層打ち固めます。労働者階級がもつ巨大な力を明示して、ゼネストへの道を開きます。何より、星野文昭同志に続き、星野同志とともに闘い抜くことです。
 怒りを解き放ち、行動し、ともに勝利しましょう!

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デッチあげとたたかって30年/最高裁で無罪を!
2・20総決起集会
 2月20日(土)午後3時30分開場、4時開会
 江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区中央4―14―1)
 主催 迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会

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