2・19徳島刑務所闘争へ 面会実現し星野同志と団結を

週刊『前進』04頁(2723号04面04)(2016/02/15)


2・19徳島刑務所闘争へ
 面会実現し星野同志と団結を

カイロを不許可

 2016年の激動情勢の中で、徳島刑務所による新たな攻撃が明らかになった。1月4日、星野文昭同志が申し出ていたポケットカイロの購入を認めないというのだ。
 徳島刑務所は山の中腹にあり、冬には氷点下の日々が続く。星野同志は低体温症で、毎年、寒冷アレルギーによるかゆみに悩まされている。時には眠れないほどのかゆみに襲われることがある。
 1月21日、鈴木達夫弁護団長が星野同志と接見した後、庶務課長に問い合わせたところ、「購入を許すとお金のあるなしで差別が生じる」と回答した。ふざけるな! 何が「差別」だ。全国から怒りの声をたたきつけ、購入を認めさせよう。
 また徳島刑務所は、全国から届いた多数の年賀状を差し止めたまま、星野同志に届けていない。団結の力でこれを打ち破る闘いが、2・19徳島刑務所闘争だ。
 これまで星野同志と面会した94人を代表して、戸村裕実さん、元木美起子さん、鎌田雅志さんが2月19日の徳島刑務所闘争への決起を呼びかけている。
 闘いの第一の目標は、星野同志との団結を固め、自由な友人面会をかちとることだ。
 2006年6月以降、星野同志と面会した94人は「必ずこの人を取り戻す」と決意して闘いの先頭に立ってきた。これが星野闘争の飛躍に果たした役割は計り知れないものがある。徳島刑務所は、2010年5月から、友人面会をいっさい認めなくなった。
 友人と会い会話するのは、人間として当然の権利だ。徳島刑務所を徹底的に弾劾し、自由な友人面会を絶対にかちとろう。

健康と権利守れ

 第二は、獄中処遇の2類復帰である。
 昨年10月、徳島刑務所は、星野同志を3類に降格させた。その口実は、①工場で話しかけられて許可なく返事をした、②配食中に新聞を片づけているのを読んだとみなした、というまったく不当なものであり、これが9・6徳島刑務所デモに対する報復弾圧であることは明白だ。これを打ち破り、2類への復帰をかちとろう。
 第三は、星野同志の健康と権利を守ることである。
 日本の刑務所の受刑者に対する処遇は、あまりにも不当で非人間的である。刑務所は受刑者を人間として扱わず、管理と抑圧の対象としか考えていない。
 厳寒の季節に暖房はおろか、ポケットカイロの購入すら許さないのは、非人間的な処遇の極致だ。絶対に許すことができない。

国際連帯の力で

 1月17日、動労水戸は第34回定期大会で、「動労総連合全国建設で星野文昭さんを取り戻す決議」をあげた。
 その中で、「星野文昭さんととことん団結し抜いて闘えば、必ず勝利できる」と訴えている。
 2月14日、全国で開催される国鉄集会は、国鉄決戦を基軸に壮大な規模で労働者人民の決起をかちとるという歴史的使命を担う集会だ。ゼネストと国際連帯で安倍政権を打倒し、労働者人民の未来を開こう。
 星野同志解放はその闘いと一つである。沖縄闘争を闘い獄中41年を不屈に闘う星野同志の存在と闘いは、非正規に突き落とされ、生きるための闘いを求める労働者たちの希望の星となっている。彼を知ったトルコの労働者は心からの連帯を表明した。
 全世界の労働者と連帯し、2・19徳島刑務所闘争に決起しよう。
このエントリーをはてなブックマークに追加