三里塚一坪裁判 敵性証人の追及へ 共有地強奪策動許さず

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週刊『前進』02頁(2728号02面02)(2016/03/03)


三里塚一坪裁判
 敵性証人の追及へ
 共有地強奪策動許さず


 2月18日、千葉地裁民事第5部(鹿子木康裁判長)で、一坪共有地裁判の弁論が開かれた。この裁判は、三里塚芝山連合空港反対同盟の鈴木幸治さん(故人)、いとさん夫妻が共有権を持つ駒井野の一坪共有地について、千葉県が2006年に「成田国際物流複合基地事業」なる大規模開発計画のために明け渡しを求めて起こした訴訟だ。
 この間、清水和邦・福井県立大学名誉教授、小長井良浩弁護士、鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授の3人の証言で、この事業がすでに破綻していることと空港反対運動=一坪共有地運動の正義が明らかになった。反対同盟顧問弁護団はさらに攻勢的に、千葉県企業庁や成田空港会社(NAA)の関係者など4人の「敵性証人」を申請していたが、追い詰められた原告・千葉県側は今回、「千葉県企業庁地域整備部土地・施設管理課長」の原正則を証人申請した。一坪共有地強奪のために「全面的価格賠償方式」を用いることは〝問題ない〟と証言させるという。
 県はさらにNAAの証人については「協議中」と言い、結論を先送りした。また造成計画地の断面図などを証拠提出し、「反対している共有者の持ち分が土地の現物として残ったら、造成工事ができなくなる」と身勝手な主張を重ねた。
 次回4月28日には、原正則証人の尋問を行うことを確認し閉廷した。
 近くの会場で伊藤信晴さんの司会で報告集会が開かれた。葉山岳夫弁護士を始め弁護団が全員発言し、早期結審を許さず敵性証人を次々と引きずり出して徹底的に追及する決意を表した。
 動労千葉の宮内正志さんが連帯発言に立った。「かつて佐倉機関区のディーゼル機関士だった私は、動労千葉の一員としてジェット燃料貨車輸送阻止闘争を闘いました。これからJRに対する1047名解雇撤回署名を大々的に展開するので、ご協力お願いします。3・27三里塚全国集会へ私も先頭で闘います」
 3・27全国集会(会場・成田市赤坂公園)の大結集を全員の誓いとして、報告集会を締めくくった。
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