全国各地で国際婦人デー行動

発行日:

週刊『前進』04頁(2737号04面02)(2016/04/04)


全国各地で国際婦人デー行動


 各地で闘われた3・8国際婦人デー行動の投稿記事の締めくくりは相模原と沖縄からの報告です。(編集局)

職場で仲間作ろう
 国際婦人デー相模原行動

 3月20日の相模原行動は駅頭でのリレートークから始まりました。「戦争絶対反対、非正規職撤廃、安倍倒せ」「命より金の社会は変えられる」と訴えました。
 集会は婦人民主クラブ全国協議会・相模原支部、相模原中央支部と湘北合同労組が共催、参加は35人でした。(写真
 基調提起に続く現場からの特別報告は二つ。地元病院労組の委員長が「少数組合だが絶対反対で団結し、保育ルームの外注化や始業前のサービス残業などと闘い、勝利してきた」「みんなで声を上げることが大事」と報告。湘北合同労組書記長は「解雇撤回は次の解雇を許さない闘い。学生や地域と手を結んで闘おう」と提起しました。
 フリートークでは、医療・福祉・介護の職場の実態や闘いが語られました。動労神奈川、JR関連職場の青年労働者も参加。「どう仲間に伝えるか、一緒に立ち上がってもらうにはどうしたらよいか」との率直な質問が出され、豊かな討論になりました。
 障害当事者が65歳介護保険移行を拒否し障害者福祉をかちとったと報告、パワハラの末解雇された病院パートの女性は「許さず闘う」と決意表明しました。老人ホームで働く外国人女性は「働くことは好き。誇りをもっているがとんでもない数の入浴介助や急がせることはダメ」と発言、障害者枠で福祉職場で働く男性労働者も「仲間がどんどんやめていく」と現場の厳しさを報告しました。理学療法士の息子が過酷な仕事で2カ月で退職せざるを得なくなった母親も怒りの声を上げました。さまざまな立場で「引かない、あきらめない。仲間は見ている」と話し合いました。
 最後に婦民相模原支部長が「医療・介護がもうけの対象になっている。職場で仲間を! ゼネストのできる組合を! 労組を軸に闘えば戦争も止められる。その先頭に婦民が立とう」とまとめました。
(神奈川 I)

婦民沖縄支部を結成
 女性の力を全開しよう!

 3月13日、婦人民主クラブ全国協議会・沖縄支部がついに結成されました(写真)。全国の仲間、何よりも沖縄の多くの女性労働者が待ち望んでいました。会場には華やかで力強い字の横断幕、発言台には花も飾られヤル気十分! 結成総会は婦民新聞編集長の川添望さんと婦民関西ブロック代表の山本美知子さんを迎え、戦争と非正規職化と闘うことを大きな柱に据えた新たな闘いのスタートになりました。
 連帯あいさつは沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会代表の真喜志康彦さん、国鉄闘争全国運動呼びかけ人で北中城村議会議員の宮城盛光さん、沖縄労組交流センター事務局長の松本未土さん、日本IBM・ビジネスサービス労組委員長・富田晋さんが、激励とともに連帯して闘うと述べました。
山本さんと川添さんは戦争と革命の時代における婦民全国協の果たす役割について鮮明に提起しました。山本さんは「たった一人でも労働組合の闘いを体現して闘えば、この社会を変えられる」と訴え、川添さんは日本初の労働争議が女性労働者から始まったことを紹介しながら「階級対立を土台に据えた運動を」と強調しました。2人から沖縄支部の真新しいのぼりと全国の婦民の仲間からのメッセージと激布が贈呈されました。さらに集会へのメッセージが読み上げられました。
 支部結成に至る経過報告では、熱い思いも語られました。
 結成宣言には「自分でさえ気付いていない私たちの力を全開し、人口の半分の女性がどういう生き方を選択するかで世の中を変えられることを安倍政権・資本家階級にみせてやりましょう」と書かれています。参加者はこの決意をともにし、新たな闘いに踏み出すことを確認しあいました。総会後、参加した女性労働者が支部に加盟するなど、結成総会は画期的な成功を収めました。
(大浜みどり)

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