第16期 党学校で

週刊『前進』04頁(2737号04面03)(2016/04/04)


第16期 党学校で

〝奉仕の精神〟は資本主義維持の誤った「団結」だ
 百瀬真人

 激動情勢の中、じっくりとマルクス主義を学び、時代認識を学び、労働者の団結した力、ストライキで労働者の誇りを取り戻し、社会を変えることが確実にできると確信できました。党学校で学び議論したことをストレートに地区の仲間や職場の仲間との議論につなげることができました。
 特に世界の労働者の自己解放的な革命的決起をスターリン主義がつぶしてきたことに激しい怒りを感じました。今の日本共産党もまさに反革命的な役割を演じています。これにうちかつことができるのは、本物のマルクス主義を学び、労働者が労働組合に団結して職場で誇りを取り戻し実践することにあると理解しました。
 また、人間が人間として生きていく共同性の社会は、労働者の闘いによってしか実現できないことも学びました。自らの労働への誇りを職場の仲間とともに取り戻すことは闘う労働組合にしかできない。私の職場(コンビニ)では、奉仕の精神をふりかざし、自分を犠牲にしてでも地域の労働者のために奉仕するべきだと言います。私は、そういった労働の中からも労働者の団結が生まれるのではないかと考えたこともありました。しかし、これこそが資本主義社会を維持していくために労働者を犠牲にする「資本による労働者支配のための誤った団結」であることをつかむことができました。
 反帝・反スタの革共同が真のマルクス主義を貫き続けた歴史があるからこそ、新しく結集してくる地域の青年にも、革命勝利の展望を指し示すことができます。地区で動労総連合をつくっていく、本物の団結、闘う労働組合を組織していく決意を固めた1年でした。

人民戦線戦術の批判は現在的な日本共産党批判
 青葉洋子

 講師・事務局、労働者・学生を始めとする参加者が内容を充実したものにしました。
 私は体調の関係で続けられるのか不安でしたが、新たに知る喜び、言葉としてしか覚えていなかったことが線、面として広がっていく深さにひかれ、1年間通うことができました。
 中東の天然ガスの採掘やパイプラインをめぐる強盗的新自由主義の争闘戦のすさまじさ、生きさせろと立ち上がる世界各地の労働者・労働組合の地響きするうねりを学びました。そして、現代世界戦争と革命へのより深い具体的認識を得ることができました。
 私は、民青、共産党、ブント、革共同と歩んできた者です。ソ連水爆実験を「きれいな核」という日本共産党に怒り、決別しました。そのつど、二段階革命論批判、一国社会主義論批判などを学んできましたが、今回、人民戦線戦術批判を学べました。これはきわめて現在的課題です。とてもよかったし、今後も自分の課題にしていきたいと思いました。
 現場で闘う労働者・学生の発言は本当に貴重で、論を深めることができました。

このエントリーをはてなブックマークに追加