反対同盟一斉行動 第3滑走路阻止訴え 7・3東京集会成功に向け

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週刊『前進』02頁(2750号02面06)(2016/05/26)


反対同盟一斉行動
 第3滑走路阻止訴え
 7・3東京集会成功に向け




 三里塚反対同盟と支援連絡会議は5月21日、第37回を数える空港周辺地域一斉行動に立ち上がった。
 午前8時30分に天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合し、この日配布する「反対同盟ニュース」第32号の折りなどの準備作業と打ち合わせを行った(写真上)。
 萩原富夫さんが、18日の最高裁署名第2次提出行動を報告し、5万筆の大目標達成へこの夏のさらなる奮闘を促した。続いて市東さんは、「中国バブルもはじけたのに、成田空港は〈需要増加〉の形をつくろうと焦っている。暑い中だが今日1日頑張ろう」と一同を激励した。
 7月3日に東京・すみだ産業会館で開かれる三里塚50周年東京集会への参加を、訪問先で積極的に呼びかけることを確認して、それぞれが担当地域へと向かった。
 今号のニュースは、NAAが「成田空港の機能強化に関する調査報告書」において、あるはずもない右肩上がりの経済成長見通しのもとで、「2030年に成田の航空需要は、年間発着回数が50万回になる」などと無責任に吹聴していることを断罪している。そうやって無理やり造られる第3滑走路が、結局は軍事転用されることは火を見るより明らかだ。戦争のための空港に、地域の農業や生活を踏みにじられてなるものか!
 全学連三里塚現地行動隊は訪れる先々で歓迎され、空港問題のほか舛添要一都知事の金銭腐敗問題などでも住民との会話が大いに弾んだ。婦人行動隊の宮本麻子さんは、成田市川上地区を精力的に回り、同盟ニュースを届けた(写真下)。さらに第3滑走路予定地とされる地域、騒音地域にニュースを配り、  滑走路1千㍍延長、24時間空港化策動に対しても怒りが引き出された。7・3東京集会のカラービラも評判は上々で、「反対運動もすでに50年か!」と関心を呼んだ。
 夕方に再び市東さん宅離れに集まり、この日の闘いの集約を行った。伊藤信晴さんからは、第3滑走路推進派の動向について、住民の怒りを恐れながら隠然とうごめいていることが報告された。
 最後に、7・3東京集会の大成功に向けて、6月にも一斉行動に決起することを誓い、1日を締めくくった。

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