前進社に連続で不当捜索 デッチあげの同志釈放せよ

週刊『前進』02頁(2752号02面04)(2016/06/02)


前進社に連続で不当捜索
 デッチあげの同志釈放せよ


 5月25日午後、警視庁と茨城県警が東京都江戸川区の前進社に家宅捜索を強行した。これは5月16日に「有印私文書偽造・同行使容疑」でB同志をデッチあげ逮捕した件を口実とするものであり、16日に続く連続の不当捜索だ。断じて許せない。
 警察権力はまたしても前進社の大扉を破壊した。前進社の同志たちは不当捜索と闘いぬき、弾圧を粉砕した。
 この間の不当逮捕および前進社への連続する捜索は5月26〜27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控えた日帝・安倍政権の予防反革命的な治安弾圧である。
 安倍政権は「テロ対策」と称して警察権力を総動員した厳戒態勢を敷き、治安弾圧を行った。5月14日には警視庁公安1課が沖縄まで出向き、沖縄闘争直前を狙って全学連のA君を「傷害」デッチあげで不当逮捕した。これを始めとして、いくつものデッチあげ逮捕や不当捜索が強行された。
 三重、愛知県には警官2万3千人、東京都心には過去最大規模の警官1万9千人が動員された。駅や空港、街中のいたるところを警官が制圧し、人びとを監視下に置き、職務質問、検問などの人権蹂躙(じゅうりん)を行った。JRや東京メトロを始め鉄道各社でコインロッカーやゴミ箱が封鎖された。
 首脳会議の会場付近では鉄道・バス・定期船など交通機関が1週間も運休、交通は規制され、学校も休校を強いられた。こんな理不尽がどうして許せるか。
 労働者人民の生活と権利を踏みにじって国家権力はいったい何を守っているのか。戦争でぼろもうけし、労働者人民を搾取し貧困をつくり出し、自分たちは巨額の富をタックスヘイブンで隠匿(いんとく)して税逃れしている「1%」の支配階級の利益だ。
 さらにこの間のデッチあげ弾圧は、労働者階級の団結を組織し階級的労働運動を前進させ、6〜7月選挙決戦へと進む全学連と革共同への恐怖と反動だ。これらの弾圧はすべての労働者人民にかけられた治安弾圧だ。彼らは労働者人民の団結と革命を何よりも恐れているのだ。
 サミット弾圧をぶち破り、6・5国鉄闘争全国運動集会への大結集と6〜7月選挙決戦勝利を絶対にかちとろう。A君、B同志の即時釈放をかちとろう。
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