消費税廃止・オリンピック返上を 鈴木たつお候補を応援します 街頭演説から

週刊『前進』02頁(2760号01面02)(2016/06/30)


消費税廃止・オリンピック返上を
 鈴木たつお候補を応援します
 街頭演説から

労働者と共に闘う弁護士
 動労千葉委員長 田中康宏さん

 鈴木先生は闘う労働者の政党をつくろうと訴えています。その政党は、単に労働者の力を選挙の中だけに閉じ込めて、国会の中で自分たちだけが特権を持っているかのように議論している、そんな政党ではありません。鈴木さんは、「労働者一人ひとりが無限の力を持っている。だから私は国政選挙に出て、すべての怒りを結集しその先頭に立つ」と言っています。これは一つの革命です。
 既成の政党に裏切られるのはもう勘弁です。自分の身分だけに汲々としている今の国会議員、議席数だけに汲々としている政党が戦争に反対すると思えますか? 命がけで闘う国会議員の顔が浮かびますか? 僕は一人も浮かばないです。
 三菱重工がオーストラリアに潜水艦を売り込もうとしていた。その取引額はなんと4兆円です。1年前までは武器輸出は禁止すると言っていた国ではなかったんですか。戦争法案が通って安倍が憲法改悪をやるという動きの中で、この国は丸っきり変わってしまっているんです。憲法改悪を阻むために命がけの闘争をしなければいけない。
 もう一つ、貧困とか非正規とか、この現実は誰もが口にします。でもこういう現実をつくったのは誰ですか? 自民党も民進党も全部同じ穴のムジナです。私には、217万4千世帯の生活保護で苦しんでいる人たち、非正規で働いている若い仲間たちの叫び声が聞こえます。鈴木先生はこの社会のあり方を全部ひっくり返そう、団結すればひっくり返せると言っている唯一の候補です。
 この新宿駅で働いている駅員の多くは、初めから最長5年という期限で働かされています。正社員になれますよと美辞麗句が並べられています。でも正社員になれるのはわずか1割、9割は5年で使い捨てられるんです。こんな社会の仕組みをつくったやつを本当にぶっとばしたい。そのために私は鈴木先生を応援します。
(6月22日 新宿駅西口)

戦争・改憲に絶対反対を
 憲法と人権の日弁連をめざす会代表・弁護士 高山俊吉さん

 今回の選挙の争点は、一つは安倍の戦争・改憲政策に対して国民がノーというかどうか。もう一つは安倍のデタラメな経済政策に対して、これはとんでもないと言うかどうかです。
 戦争法を強行した安倍内閣に多くの国民は厳しい批判の声を上げた。国会は何十万の民衆によって包囲され内閣支持率は途端に落ち込んだ。年頭記者会見で安倍は、参議院で過半数を取り改憲を通すと言った。集団的自衛権の行使容認を憲法の中に盛り込みたいと考えている。集団的自衛権の行使容認なるものが憲法違反だということを安倍自身がよく知っているということだ。
 しかし、国民の厳しい戦争批判の声が強まり、沖縄では若い女性が米軍属に殺される事件が起きた。ここにあるのは戦争に向かおうとする安倍内閣に対する県民、国民の厳しい批判の声だ。
 そこで安倍は改憲は次の国会に移すと言った。表面から引っ込めようとした。しかしながら安倍・自民党の政策にはしっかりと改憲の方針が盛り込まれている。この奥底にあるものは改憲と戦争が今ここに肉薄してきているということだ。鈴木たつおさん以外にこれを明確に言っている人はただの一人もいない。
 アベノミクスほどデタラメな国民だましの手口はない。アベノミクスは失敗したという言い方があるが、国民をだまそうとするものに成功も失敗もない。破綻があるだけだ。破綻したから消費税再引き上げができなかった。惨憺(さんたん)たる姿をさらしている安倍経済政策に明確な答えを出そう。もう退場の時が来たと言おう。
 本当の弁護士とは闘う弁護士だ。社会のおかしさを粉砕するために先頭に立って本当のことを言う弁護士だ。闘う労働者と心を一つにして世の中を根本から変える闘いの先頭に立つ鈴木たつおさんへのご支援を心からお願いします。
(6月22日新宿駅東口)

ストライキで闘おう!
 全学連委員長 斎藤いくまさん

 昨年、安保関連法が強行採決されました。しかし法律がつくられるだけでは、戦争は実際にはできない。軍事物資の生産を、輸送を、流通を、そして銃を持って戦場に行くのも、全部僕らがやるんだから、僕らをどういうふうに動員するのか。どういうふうに「仕方ない」って言わせるのか。そのために安倍政権は多くの政策を打っています。
 大学においては、一つは軍事研究、一つは経済的な徴兵制、最後に金もうけの道具にならないのであれば、文系学部の予算を廃止するという攻撃です。今日は軍事研究について訴えたい。
 防衛省が、昨年の安保関連法と一体で安全保障技術研究推進制度という制度をつくりました。これは最大で3千万円の金をやるから、大学は防衛省と共同研究、つまり軍事研究をやれという制度です。教育を未来を人殺しの道具のために使う、わたしたち学生に研究と称して、そして大学の教授に対しては労働として、日常的に軍事研究をやらせる。こうやって戦争への動員を進めようとしています。
 しかし、どこまでいっても安倍政権をはじめ偉い連中はたった一握り。この社会を動かしているのは僕らの側だ。だから「私たち自身が闘って、社会を変えよう」と訴えてストライキをやりました。
 私は鈴木たつおさんを推す。なぜか。鈴木たつおさんが「労働者にこそ社会を変える力がある」と訴えているからです。同時に、野党共闘なるものが、根本的に信頼できないからです。
 みなさん、僕たちはもっともっと怒ったっていいんです。自分たち自身が今この瞬間、労働してこの社会をまわしてるんだって誇りをもって、安倍政権に対し、「1%」の連中に対し、ストライキで闘っていこう。本物はたった1人でいい。鈴木たつおを国会に送って、僕ら自身の力で社会を変えていきましょう。
(22日 秋葉原駅)

青年は戦争動員拒否を
 動労水戸副委員長 辻川慎一さん

 私は闘うJR労働者です。組合員とともに30年間闘いぬいて、JR東日本と、そのバックにいる国との闘いに勝利してきました。
 みなさん、今度の選挙で改憲派、自民党や公明党、おおさか維新の会が多数を占めた時に、安倍は憲法を変えようとしている。去年、戦争法案を決めて今度は改憲です。
 特に20代、10代の青年のみなさんに声を大にして訴えたい。今から75年前、国が戦争をやると決めて、みなさんと同じ青年たちが強制的に戦争に動員された。みなさんは非正規労働やいろんなことで苦しんでいるかもしれない。だけど、まだ自分たちには選択の自由はある。
 ところが憲法を変えられて、法律も変えられたら、否応なく、戦争に行かされるんです。どんな自由も奪われてしまう。そんなことでいいんですか?
 あの戦争で310万人が死んだ。彼らはあなたたちと同じ労働者や労働者の子どもでした。金持ちの子どもは戦争になんか行かないんです。
 見てください、いま世の中の4割の労働者が非正規労働者だ。1時間850円とか1000円とかで、経営者たちや上役たちにお前たちのスキルがどんだけ低いのかなんて言われて、地面にひれ伏すようなことをさせられて、それに我慢して働いたって、子どもをつくったり結婚したり、養ったりできない。
 いま安倍が進めようとしているのはそれだけじゃない。2018年に1千万人の非正規労働者をいったん全員解雇しようとしてるんです。正規社員だって安泰じゃない。
 今この国を変えなくてどうするんですか。日本共産党や、その他の自民党を批判している政党、議会じゃみんな共存してるじゃないですか。この国会にいるすべての政党を根底からぶっとばさないといけない。われわれはみなさんとともに闘いぬいて、この国を絶対に変えてみせます。
(22日 新宿駅西口)

労働者の政党つくろう
 憲法と人権の日弁連をめざす会 武内更一弁護士

 みなさん、日々働いておられて、生活は少しでも豊かになっているでしょうか? 生産力が高まり、コンピューターや機械が進歩して、この社会の富がたくさん生まれてきているのに、一部の大企業と株主たち、社会の「1%」しかいない大金持ちたちの懐に全部入っているのが現実です。
 私たち弁護士は労働者のために、解雇された方を守って訴訟を起こし闘います。しかし今の裁判で、解雇された労働者を助けることは本当に難しい。なぜなら法律がそのようにつくられているからです。解雇がやりやすくなるように、非正規雇用、期間雇用がどんどん拡大されて、その時期が来れば、解雇ができる構造になっている。裁判所は解雇された労働者の権利を一つも守ろうとしません。この社会は底から腐ってきている。
 そういう法律をつくっているのが、いま国会の中にいる議員たちです。
 私はだからこそ、労働者のための、労働者の正義に立ちきった議員が必要だと思う。そしてそういう政党、さらにそれを大きく囲む人びと、労働者の集まりが必要です。
 働く人たちが、自分が働いただけ利益が得られる、将来に展望が持てる、子どもが生める、老人になっても生きていける、そういう社会をみんなでつくりましょう。
 ほかのどの政党が労働者のためとか働く人のためと言っても、それは結局いまのこの社会を前提にしての主張なのです。日本共産党の志位委員長が『週刊ダイヤモンド』で言ってましたね、「大企業は敵ではないんだ」と。彼らは労働者の階級的な利益に立ってきた政党ではない。
 戦争反対。そして人びとの命を踏みにじって電力会社がもうける原発反対。それを徹底的に主張し、労働者の立場から訴え、必ず実現するための政党をつくろう。
(22日 新宿駅西口)

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