世界革命たぐり寄せる渾身の夏期大カンパを

週刊『前進』04頁(2763号02面03)(2016/07/11)


世界革命たぐり寄せる渾身の夏期大カンパを


 『前進』読者のみなさん、支持者のみなさん。革共同は今次参院選において、鈴木たつお弁護士を推し立て、1千万都民に向かって真正面から「資本主義はもう終わり」「新しい労働者の政党をみんなでつくろう」「この世の中を根本からつくり直そう」と訴えて、全力で闘い抜きました。ロシア革命から100年、2010年代中期にプロレタリア革命、世界革命をたぐり寄せるための壮大な闘いが始まりました。この大事業を革共同とともに成し遂げるために、渾身(こんしん)のカンパを寄せてくださることを訴えます。

資本主義は終わりだ

 都知事・舛添要一の打倒、沖縄の「怒りは限界を超えた」6万5千人の決起、そしてイギリスのEU(欧州連合)離脱……、今次参院選は、世界的な大動乱と日本、世界の労働者階級人民の怒りの決起のただ中で闘い抜かれました。
 資本主義の発祥の地、本家本元のイギリスのEU離脱に対して、革共同は「資本主義の終焉(しゅうえん)」と言い切りました。イギリス資本主義・帝国主義が世界大恐慌と新自由主義の破綻のもとで没落、分裂し、EU崩壊と戦争の危機が現実のものとなったのです。「命より金もうけの資本主義のもとではもう生きられない」という深い怒りの声が、国民投票の結果として表れました。行き詰まったイギリス帝国主義を生き延びさせるために、サッチャー以来行われてきた労働組合つぶし、民営化と社会保障解体で労働者の権利を奪い、生活を破壊してきた新自由主義に対する根本的な拒否の表明です。「離脱」か「残留」かを超えた、資本主義をのりこえる新しい社会を希求する熱い意思の表明です。そして1930年代〜戦後革命期に示された労働者階級人民の革命的決起を予防的に圧殺することを目的に設立されたEUの一角を突き崩すこの決起は、プロレタリア世界革命の時代の本格的な到来を告げ知らせています。

新しい労働者の党を

 フランスでも労働法制の全面的な改悪に対して社会を揺るがすゼネストが連続的に闘い抜かれています。韓国でも民主労総は労働法制改悪に反対する波状的なストライキから7・20ゼネストに向かって前進しています。
 国際連帯の力で資本主義を打倒し新しい労働者の社会をつくるための、新しい労働者の政党が今ほど渇望される時はありません。革共同は、今次参院選で鈴木候補を先頭にこのさし迫った課題に本格的に挑戦を開始しました。
 選挙戦と一体の闘いとして、6月1日に動労東京が結成され、国鉄決戦=動労総連合建設の決定的な前進が切り開かれました。舛添を打倒した都労連労働者との新たな結合に踏み出しました。安倍による戦争と改憲攻撃の中で起こっている連合の分裂・崩壊情勢をチャンスと捉えて、階級的労働運動派が主流派に躍り出る闘いを参院選の中で立ち上げました。
 参院選を引き継いで、革共同はこの闘いを着実に前進させ、必ずやゼネストと革命を実現する労働組合と労働者政党の一体的建設を成し遂げます。
 今次参院選の決定的な武器となったのが『前進』です。

『前進』数十万部配布

 印刷機2台体制は、宣伝・扇動の革命を牽引(けんいん)しました。これまでを数倍する10万部の印刷が可能となり、2㌻号は東京全域で数万規模(トータルで数十万)で配布されました。職場で街頭で地域でストレートに「新しい労働者の政党をつくろう」「労働者の革命をやろう」と訴える『前進』が配られたことの威力は計り知れません。『前進』は1千万人に開かれた革命の大衆的宣伝紙へと急速な転換・飛躍をかちとってきました。職場でも自信をもってどんどん配られ始めています。この闘いが決定的なてことなって、拠点労組・拠点職場建設の闘いの飛躍的前進が始まっています。しかしこの『前進』の印刷機2台体制の確立は、まだ道半ばです。
 革共同を本格的な労働者政党に飛躍させる闘いをともに担ってください。この間の多大なご支援の上で、さらなるカンパをぜひともお願いします。
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