団結ひろば

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週刊『前進』04頁(2767号04面05)(2016/07/25)


団結ひろば

職場出身候補でなく38人に鈴木支持訴え
 東京 柴田 順

 私の職場は私鉄交運です。参院選では、職場の労組から候補者を出したため、職場は異様な雰囲気でした。建物内の壁には候補のポスターが気持ち悪いほど貼られ、組合代議員には組合員の投票済み証を回収する役割まで与えられました。
 そんな選挙戦も自分の闘いにするべく、同僚に「鈴木たつお」リーフを渡し、賛同・投票を呼びかけました。ある労働者は「職場出身候補以外に投票しようと思っていました。投票する人が見つかってよかったです」と投票を約束してくれました。別の労働者も「鈴木たつおさんに投票してきました」と仕事中に声を掛けてくれました。また別の労働者は「夫婦で投票に行って、かみさんに〝誰に入れるの?〟って聞いたら、鈴木たつおさんだって」と驚きのエピソードを語ってくれました。掲示板を見た時に一番インパクトがあったのが鈴木たつおさんのポスターだったそうです。
 職場では組合の強制的な選挙のあり方に批判が集中していました。そんな中、200人ほどの職場で38人にリーフを渡しました。鈴木さんに投票したのは3人でしたが、闘う労働組合をよみがえらせる選挙戦として闘いました。これからこの38人とどれだけつながっていけるか。
 また、休日には自分が仕事をしている地域で選挙活動をし、自分は労働者階級を乗せて運転しているんだという誇りを実感できました。
 11月集会に「鈴たつ」票を全部組織し、職場での団結拡大、労組拠点建設を進めていきたいと思います。

同僚が入れてくれた1票を裏切らず闘う
 新橋の派遣労働者 富良野 香

 「新しい労働者の政党をつくろう!」を掲げた前例のない選挙戦が労働者階級の結束で闘いぬかれました。獲得した16187票は、〝勝てる候補に入れる〟という、本質を見失った選択に流されず、労働者が自らの力で政治を変えようと決起した数です。鈴木たつお候補を先頭に、学生、労働者、その家族が総動員でやりぬき、新たな決起もかちとりました。
 私の勤務先は就業規則に「職場内での宗教、マルチ商法、思想などを広める言動の禁止」を掲げています。合同労組に加入したことを公言したら「労組に関する発言を控える方があなたのためだ」と言われ、休憩室で安保関連のニュースを話題にすれば、「職場で政治の話はタブー。非常識」と責められます。
 それでも、今春以降、同僚1人が「『前進』は嫌いだから購読できないけど応援はする」と、月千円のカンパをしてくれています。彼女に鈴木たつお候補の訴えを聞いてほしくて、何度も街宣に誘いましたが、「話を聞かなくても入れるから」と、来てくれませんでした。落ち込みモードでいると、あまり親しくない同僚が「鈴木たつおに入れたよ」と教えてくれました。
 労組や社会運動が大嫌いな人が信念を曲げて入れた1票、この1票を裏切ってはならない。これから吹き荒れる改憲と戦争、労働法改悪に労働者の国際連帯で立ち向かいましょう! 勝機はわれらにあり、絶対的信頼と団結で闘いぬきましょう!

革命の宣伝・扇動の場として楽しく闘った
 東京北部 土岐玲子

 今回の参議院選挙は、時間がたつほど楽しくなるという痛快な経験でした。参議院選挙として闘ったというよりも、革命にむけた絶好の宣伝・扇動の場として闘ったという実感があります。
 まず最初のリーフレットを使った宣伝活動まではこれまでの選挙と同じ。でも鈴木たつお候補の主張と政策が載った『前進』を読み、これを否定できる人はいない、いればいたで、どこに異論があるかはっきりして、とても討論しやすくなると考えました。
 鈴木候補の主張と政策に共感してくれれば、「新しい労働者の政党をつくろう」とは、自らも参加して「新しい労働者の政党をつくる」ことであり、投票行動は一段と主体性を帯びます。
 マスコミが意図的に無視している中、とにかく鈴木候補の主張と政策を知ってもらうこと、これに尽きると考えました。
 そうやって得た16187票が、前回の都知事選で鈴木候補が獲得した12684票を質的量的にのりこえたことは言うまでもありません。
 鈴木候補という最高の候補がいるという幸せ! そして鈴木候補を知らなかった人びとにとって鈴木候補を知ったことは「未知との遭遇」であり、私たちにとってもこれだけの人びとと接点を持てたという「未知との遭遇」であるという意味で、大いに楽しめた選挙活動でした。

世界難民デーに東京入管抗議行動・デモ
 東京 かまたよしこ



 6月20日は「世界難民デー」です。他方、法務省入管局は、この6月に「不法就労外国人対策キャンペーン」を行い、弾圧を繰り広げます。
 私たち東京入管収容所を考える会は、毎年、牛久入管収容所問題を考える会(牛久の会)とともに「世界難民デー」行動に取り組んでいます。
 午前中に東京入管で被収容者との面会行動を行い、お昼に東京入管の前で牛久の会が作った「世界難民の日」カラーパンフを配り、「難民に人権を! 収容するな!」と訴えました(写真上)。
 午後から仮放免者の会の入管抗議デモに参加。ここ数カ月、仮放免者の再収容が増えています。再収容に怒るクルド人が大勢合流し、数百人のデモになりました(写真下)。夜まで「お父さんを返せ!」と入管への抗議が続きました。
 戦争と貧困、この矛盾に満ちた世界を変えなければ生きられません。

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