団結ひろば

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週刊『前進』04頁(2775号04面04)(2016/08/29)


団結ひろば

新国鉄署名の訴えに外国人労働者が共感
 東京  戸田伊作

 11月国際共同行動のビラができたので、さっそく新国鉄署名の訴えに駅頭に出ました。参院選や都知事選の過程とはまったく違う反応に驚きました。小池都知事や稲田防衛相の登場に多くの人が激しく怒り、安倍への怒りが沸騰しています。「安倍を倒せ」のゼッケンを見て駆け寄る人が多くなっています。
 特に中国(漢字が読める)、韓国の労働者の危機感と怒りは激しく、ゼッケンを見て写真を撮る人、一緒に写す人、スマホの翻訳機能で話しかけてきて日本語、英語、身振り手振りを交えて10分、20分会話し、握手して分かれるケースが続出して、「ピクチャーOK?」という問いかけが何度もあり、ガッツポーズで写してもらいました。韓国の青年にスマホで「大使館前の少女像撤去をどう思いますか」と問われたりしました。
 その日は3人で4時間頑張りました。私は署名が35筆で、そのうち外国人が10人、中国と韓国が合わせて5人というビックリする結果でした。アジアの人びとの安倍への怒りを実感しました。国鉄署名は、全世界の労働者の連帯の絆(きずな)をつくり出し、ゼネストを組織する動脈となります。全国に動労総連合を組織し、最高裁の時以上に署名に取り組もう。
 JRに対し国鉄1047名の解雇撤回を求める新10万筆署名は、約2万筆に達し、11月国際共同行動に向け、底力を発揮する局面がきました。昨年の6・30最高裁決定は多くの組合員、労働者が知っており、「良かったね、がんばって」の声は大きい。JRに対する怒りは日常的に起きている事故・遅延と相まって臨界点に近づいています。
 動労千葉が「JRに責任あり」を裁判で確定させた勝利は、10年4・9和解を突き破り、階級的労働運動を爆発させる巨大なのろしです。JRと体制内労働運動を打倒する武器が署名運動です。

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