星野奪還で未来開こう 新たな星野闘争始まる 獄壁を破る徳島刑務所デモ

週刊『前進』04頁(2779号04面01)(2016/09/12)


星野奪還で未来開こう
 新たな星野闘争始まる
 獄壁を破る徳島刑務所デモ 

(写真 デモ前に河川敷で文昭さんに贈る写真を撮影【9月4日】)

(写真 刑務所に向かって「ふみあきー!」と呼びかける暁子さん【4日午後】)


 9月3日、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議2016年全国総会in徳島に始まり、9・4徳島刑務所包囲デモ、9・5徳島刑務所面会・差し入れ行動と続く3日間の闘いは、獄中42年の星野文昭さんを絶対に奪還するという強い意志を共有する新たな星野闘争のスタートとなった。
 9月4日、朝からJR徳島駅前で全証拠開示・再審開始を求める100万人署名の街頭宣伝を行った後、星野希望バスを連ねてデモ出発地となる鮎喰(あくい)川河川敷に向かった。
 徳島の青年労働者たちの企画で、川上に見える刑務所の星野さんにアピールする「大声コンテスト」が行われた後、「今こそ星野文昭さんを取り戻そう!全証拠開示・再審無罪を」集会が始まった。
 共同代表の戸村裕実さんが開会あいさつに立ち、「戦争を進める安倍と対決する中で星野さんの解放もある。徳島刑務所の獄壁を打ち破り、星野さんとつながりましょう」と呼びかけた。
 弟の星野修三さんと連れ合いのゆかりさんとともに立った星野暁子さんが、2日の面会で聞き取った文昭さんの「私たちの間に壁はなく、ともに未来へ勝利に向かっています」「あらゆる攻撃を一つの労働者人民への攻撃として、ともに闘い、団結と人間的共同性を奪い返し、協同性に満ち満ちた誰もが人間らしく生きられる社会を実現しよう」とのメッセージを伝え、あいさつした。
 全国33救援会を代表し、岩手、神奈川、みやぎ、大阪、広島の会から決意が語られ、刑務所デモ皆勤の再審弁護団・和久田修弁護士が、「民間目撃証人の供述調書の開示へ決定的段階に来た」と報告し、全証拠開示運動への奮起を訴えた。
 共闘団体から動労千葉の中村仁さん、全国水平同盟の久原正子委員長、全学連の斎藤郁真委員長、革共同の鎌田雅志同志が力強く決意を語った。「全学連の大先輩・星野さんの奪還なくして人間の解放はない。星野魂、星野精神を世界中に広げよう」と斎藤委員長。鎌田同志は「職場や大学で新自由主義による格子なき牢獄をぶち破っていく時、星野さんを解放する力が生まれる。9・13動労千葉ストライキ、10・3京大集会を闘い、11月へ進撃しよう」と呼びかけた。
 徳島医療福祉労組の元木智之委員長が行動方針を提起した。「ソリダリティ」を大合唱し、徳島刑務所デモに出た。

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