第17期党学校で

週刊『前進』04頁(2783号04面05)(2016/09/26)


第17期党学校で


 第17期党学校第4回の講義と討論が行われました。今回のテーマは「パククネ政権との一大決戦に入った民主労総」です。受講生の感想を紹介します。(編集局)

在日排除の日共許さず国際連帯で戦争を止める
 派遣労働者

 11月国際共同行動を前にした日韓連帯闘争の課題がテーマだったので楽しみにしていましたが、期待を大きく上回る内容でした。
 極東勤労者大会の話を聞き、日本の労働者として責任ある闘争を続けていかねばならない、そのためにはもっともっと階級的であることを常に意識していかなければならないと思いました。
 講義でも討論でも、核戦争の危機が語られましたが、北朝鮮の核実験に対し核武装で対抗しようとする政府を打倒しなければなりません。危機をあおり、「中国が、北朝鮮が攻めてきたらどうするの?」は、戦争絶対反対と全原発廃炉の叫びに浴びせられる言葉です。これに対し、何のための戦争か、何を守るための防衛かをていねいに、確実に相手に問いかける言葉を、私がきちんと持たなければなりません。
 国を支配する1%の資本家を生きのびさせるための戦争であり、労働者には全人類の未来をかけて闘う義務があります。
 最後に、戦後の労働運動の先頭に立ったのが在日朝鮮人だったと知り、深く感動しました。日本共産党の中央にも在日朝鮮人が大勢いたことも初めて知りました。ともに闘った仲間を日本共産党は、現代においても排除しています。討論の中で日本共産党の党員の資格に〝日本国籍を有すること〟があることを知り、時代認識が根本的に間違っているから、分裂するか、本気で闘わないようにするしか選択肢がないのだなと思いました。
 私たちは、国際連帯で戦争が始まる前に戦争を止める。いずれ、どちらが主流になるかは明らかです。自分に自信を持って闘い続けていきます。

11月共同行動は革共運動50年の最高の到達地平
 首都圏学生

 提起を受けて確信したことの一点目は、民主労総の闘いを学び、歴史をとらえ返していく中で、11月国際共同行動の歴史的重要性を深めたことです。甲乙(カプル)オートテックのような階級的力を培った無数の拠点職場の存在が、民主労総の闘いを根底から支えていること、正規・非正規という分断をのりこえた階級的労働運動にこそ巨万の民衆を獲得するエネルギーがあることを確信しました。
 また、民主労総結成以来の21年間の闘いが、韓国労働者人民を階級として打ちきたえ、〈主体的条件〉が確立されていること。この血と汗の闘いが不屈に貫かれてきたからこそ、「人類初の戦争=核戦争の危機」に対し、韓日労働者の連帯で未然に戦争を阻もうという地平にまできたということ。このように見たとき、11月国際共同行動は、革命的共産主義運動50年の中で最高の到達地平だと思います。
 二点目は、私たち日本の労働者・学生の存在が決定的位置にあるということです。すべては、私たちが力ある政治勢力として登場できるか否かにかかっています。動労東京―都労連決戦と京大決戦を突破口にして、日本発の東アジア革命を何がなんでもたぐりよせる。このような立場に立ちきって16年後半決戦を闘うことが重要だと思いました。
 三点目に、コミンテルン精神についてです。
 「初期コミンテルンの精神=プロレタリア国際主義に学ぶ」という提起は、今回の党学校の心臓部分だと思いました。「民族・植民地問題についてのテーゼ」と「極東勤労者大会」のテーゼの両方を、現在の地平から学びぬかなければいけないと思いました。

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