10・3京大1万人集会へ 臨時国会開会にデモ

週刊『前進』04頁(2785号02面04)(2016/10/03)


10・3京大1万人集会へ
 臨時国会開会にデモ

(写真 京大同学会が呼びかけた臨時国会開会日直撃の京都市内繁華街デモに沿道の大注目が集まった【9月26日】)

 9月26日、京都大学全学自治会同学会の仲間が呼びかけ、臨時国会開会日を直撃する京都市内デモが闘われた。いよいよ本格的に開始される改憲阻止決戦に際し、京大同学会の仲間たちは、昨年10月の反戦ストライキに続き、全人民の先陣を切って闘いぬく決意に燃えている。
 作部羊平・京大同学会委員長(全学連書記長)が基調報告に立った。作部君は安倍の所信表明演説を徹底弾劾するとともに、「近代のすべての戦争は、『自衛』と称した1%の支配者たちの金もうけのために行われてきました。その中で幾千万、幾億もの人びとが殺され、傷つけあい、バラバラに分断されて人間としての共同性を奪われてきました。『このような戦争を二度と繰り返さない』『始まる前に戦争を止めよう』これが私たちの思いであり、決意です」と熱烈な訴えを行い、韓国・民主労総との連帯、そして改憲阻止闘争の最先端の闘いとして自らにかけられた無期停学処分の撤回を誓った。
 京都市内の繁華街を通り抜けるデモには大注目が集まった。
27日に山極総長・川添副学長自宅包囲のデモ敢行
 翌27日には山極寿一総長と川添信介副学長の自宅を包囲する2連続デモを敢行した。このデモには無期停学処分を絶対に許さないという京大生の不屈の思いが込められている。
 川添副学長宅包囲デモに続いて行われた山極総長宅包囲デモでは、自宅前において作部君の必死の訴えが響き渡った。しかしこれに対し、デモ隊を倍するほどの人数の機動隊が参加者の制圧にかかった。10・3京大時計台前集会を前にした弾圧体制をも逆バネに、怒りも新たにデモを貫徹した。
 現地ではさらなる大激闘と広範な組織戦で京大生丸ごとの決起をかちとるために奮闘している。4学生処分撤回1万筆署名達成と10・3集会1万人大結集で処分を撤回させよう。
(京都大・A)
このエントリーをはてなブックマークに追加