2016年日誌 9月20日~26日 安倍「同一労働同一賃金実現へ」/日米がACSA改定に調印

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週刊『前進』04頁(2785号03面05)(2016/10/03)


2016年日誌 9月20日~26日
 安倍「同一労働同一賃金実現へ」/日米がACSA改定に調印


駆けつけ警護に即応チーム 陸上自衛隊が南スーダンに派遣する国連平和維持活動(PKO)部隊に安保関連法に基づく駆けつけ警護などの新任務が付与された場合、それに対応する即応対処チーム(QRF)を部隊内に設けることがわかった。(20日)
米爆撃機B1Bが韓国に着陸 米軍が13日に続き、北朝鮮をけん制する目的で戦略爆撃機B1Bを2機、韓国上空に再び展開させた。うち1機は烏山基地に異例の着陸をした。(21日)
もんじゅ、廃炉へ 政府は、福井県の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」について、廃炉を含めて抜本的な見直しを行うことを決定。年内に廃炉を最終的に決める。代わりの高速炉開発の推進に向け、官民で「高速炉開発会議」を設けることも発表した。(21日)
首相、国連で北朝鮮に制裁促す 安倍晋三首相は国連総会で演説し、北朝鮮の脅威が「異なる次元に達した」と断じ、「力を結集し、計画をくじかなければならない」と、世界の結束を呼びかけた。(22日)
韓国外相、北朝鮮を強く非難 韓国外交部のユンビョンセ長官は国連総会で演説し、北朝鮮について「国連加盟国としての資格があるのかどうかを真剣に再検討するときだ」と述べた。(22日)
米海兵隊ハリアー墜落 沖縄県国頭村沖で、米軍嘉手納基地を離陸し訓練中だった米海兵隊の戦闘攻撃機AV8Bハリアー1機が墜落した。(22日)
シリア停戦、事実上崩壊 シリアのアサド政権軍は、反体制派が掌握する北部アレッポの東部地域に過去最大級とみられる空爆をした。米国とロシアが主導して12日に合意させた停戦は、事実上崩壊した。(22〜23日)
「生前退位」論議に有識者6人 政府は天皇の「生前退位」を検討する有識者会議のメンバーに、経団連の今井敬名誉会長ら6人を起用すると発表。10月中旬にも初会合を開く。(23日)
北朝鮮外相、核開発継続を明言 北朝鮮のリヨンホ外相は国連総会で「米国の核戦争の脅威から守るため、核武力を質量ともに強化する措置は継続される」と述べ、核を放棄しないことを鮮明にした。(23日)
安倍首相が所信表明 安倍首相が臨時国会で所信表明演説し、「同一労働同一賃金」の実現、「環太平洋経済連携協定(TPP)」の承認、日米同盟強化と北方領土問題の解決、改憲発議に向けた憲法審査会での議論、天皇の「生前退位」への議論を進める考えを示した。北朝鮮の核・ミサイル開発に対応する方針も打ち出した。(26日)
衆参両院が北朝鮮への制裁強化を採択 衆参両院は本会議で、5回目の核実験を強行した北朝鮮に抗議し、政府に独自制裁の強化を求める抗議決議を全会一致でそれぞれ採択。(26日)
日米がACSA改定に調印 日米両政府は、自衛隊と米軍が物資や役務を融通し合う日米物品役務相互提供協定(ACSA)の改定に調印した。3月に施行された安保関連法で後方支援などの範囲を広げたのに合わせ、実施可能なケースを拡大する。(26日)

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