団結ひろば 投稿コーナー 11・6へ全国で取り組み

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週刊『前進』04頁(2795号04面04)(2016/11/07)


団結ひろば 投稿コーナー
 11・6へ全国で取り組み

労組の無数の拠点つくろう
 北摂 山本健次

 10月23日、大阪府高槻市で北摂労働者集会が40人の結集で開催された。
 冒頭、韓国・民主労総のDVDを上映。基調報告では高槻医療福祉労働組合・村山裕子委員長が「国鉄闘争が切り開いてきた地平を武器に、労働組合の無数の拠点を建設しよう」と提起した。
 特別報告では関西労組交流センターの村山晃共同代表がスキル地労委闘争を闘う決意を述べた。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部北大阪Bブロックの組合員は「韓国を見ても、一つの闘いをみなの闘いとして闘っていくことの大切さを感じる。北摂の労働者集会をそういう場に」と述べ、非正規職を正規職にするために闘いぬいていることを報告した。
 動労西日本の組合員は「闘いの旗を掲げ続けた時に、すべてが転換する時代だ」と述べた。北部ユニオンは「組織拡大した仲間がこの場に結集してくれている」と報告。
 植木団地労組、婦人民主クラブ全国協大阪北摂支部、大阪・星野文昭さんを取り戻す会、吹田市教組、京都大学の学生が決意を語り、団結ガンバローで集会を終えた。

労働法制改悪に反対しデモ
 新潟地域一般労働組合委員長 鰕名一男

 10月22日、動労総連合・新潟と新潟地域一般労働組合の共催の「労働法制大改悪に反対する10・22集会」が新潟市で行われ45人が結集しました。
 集会のメインは「『働き方改革』によってもくろまれているもの」と題した山本志都弁護士の講演です。山本さんは、「働き方改革」=労働法制大改悪は「日本が別の国になってしまうほどの改悪。韓国やフランスのゼネストに続いて日本でも現場から矛盾を追及する労働運動をつくることが必要」と述べました。
 動労総連合・新潟の八代和幸組合員が、NTS(JR新潟鉄道サービス)による解雇に対して「不当な解雇を撤回させるまで闘う」と宣言。私は、新潟地域一般労働組合中条分会のI組合員が契約更新時に強制配転されたことを弾劾する闘いを報告しました。
 動労総連合・新潟の星野文男委員長が「組合結成から1年余り、3・17ストや労働委員会闘争などを闘い、この集会ができた。結論は11月国際共同行動への参加呼びかけだ」とまとめました。集会後、新潟駅前まで意気高くデモを行いました。

自衛隊兵士と団結し11月へ
 東海合同労組委員長 坂野康男

 10月23日、東海合同労組と池田裁判をともに闘う会が呼びかけて「10・23東海労働者集会」を名古屋市教育館で行い、25人が参加しました。
 冒頭、獄中42年の星野文昭さんを取り戻そうと「ソリダリティ」を歌い、韓国・民主労総ゼネストのDVDを上映。
 私が基調で「改憲・戦争、労働法制改悪と闘おう。日韓労働者の団結で朝鮮戦争阻止を。イラク派兵・負傷国賠裁判を闘う池田頼将元3等空曹とともに闘おう。11月国際共同行動へ」と提起。
 池田元3等空曹と増本弁護士から「池田自衛隊裁判で労働者と兵士の団結をつくろう」と発言を受けました。東海合同労組郵政分会が組合結成と団体交渉を、青年部が労働法制改悪阻止連続学習会を報告。活発な討論で11・6集会と訪韓闘争への闘志を固めました。

非正規の青年と議論し団結
 富山大学 S

 10月30日、富山県内で労働者交流集会が行われた。基調報告を郵政の青年労働者が行い、安倍政権の推し進める「働き方改革」や、動労千葉や韓国・民主労総の闘いなどを提起した。
 非正規職の青年労働者が「同僚が勤務態度について、会社から勤務日数の制限を受けている。解雇自由というが、そんなことが実際にできるのか」と重要な問題を提起。参加者は「個人の問題ではなく、全労働者にかけられている普遍的な問題だ」「資本は労働者を単なる労働力商品として扱っている」「解雇は人間性の破壊そのものだ」と議論し、意見を出した青年はなるほどと笑顔でうなずいていた。
 国際連帯の力で11月国際共同行動を大成功させ安倍打倒へ進撃しよう!

築地労働者が「参加する」
 多摩連帯ユニオン・U

 10月27日に築地と都庁前で11・6の結集を訴える宣伝を行いました。
 朝の築地街宣では、築地の労働者や買いつけに来た労働者、観光客がビラと『前進』を次々に受け取り、築地で43年間働いてきた男性が「参加する」と言って11・6のチケットを購入しました。
 夕方の都労連秋闘総決起集会(写真)では、東交の労働者を中心に52筆の国鉄新署名が集まりました。そこで圧倒的な注目を集めたのは、トイレ処分弾劾を訴える動労千葉のビラです。「生理現象で運転士剥奪(はくだつ)・減給処分  運転士の人生まで奪うな!」というビラを、真剣に読んでいました。都バスの労働者は「本当に切実な問題。応援している。シフトがあえば11・6に行くよ」とチケットを買いました。
 チケットは全部で10枚以上売れました。この間の宣伝は確実に都労連労働者の心をとらえています。小池都知事は、その正体が暴かれつつあります。動労千葉の闘いや民主労総ゼネストを全労働者に訴えきり、国鉄闘争と一体で都労連決戦ののろしをあげよう!

三次で絵画展&三江線集会
 動労西日本書記 松野博之

 10月22〜23日、広島県北のJR三次(みよし)駅前・三次交通観光センターで、動労西日本と広島星野文昭さんを救う会の共催で「星野絵画展とJR三江線写真展」が開催された。23日には星野さんの再審無罪の訴えと一体で、三江線廃止反対集会を行った。三江線は広島県三次市と島根県江津市間を走る全長108・1㌔、山陰線と山陽線を結ぶ「陰陽連絡線」の代表的線区だ。
 地元紙も報道し、延べ150人が来場して花束や地元名産品の贈呈を受ける大成功だった。組合員が撮影した三江線の写真も好評だった。
 23日の集会では、動労西日本米子支部長の鷲見貢さんが基調報告を行った。鷲見支部長はJR資本の三江線廃止攻撃を徹底的に断罪し「労働者が絶対反対で立ち上がれば社会は変わる」と訴えた。広島星野文昭さんを救う会の増上昭典さんが、星野奪還への総決起を熱烈にアピールした。
 広島の可部線廃止反対を闘った住民、米子の労働者、三次の労組活動家が、ともに闘う決意を述べた。

中村仁さんを招いて集会
 香川連帯ユニオン 日下部

 10月16日、香川県高松市で香川労働者集会が開かれた。今回は、動労千葉執行委員の中村仁さんを招いての集会だ。中村さんは国鉄分割・民営化反対の1985〜86年のストの話をして、「組合員へのオルグは、勉強が先ではなく、人と人との信頼関係を築いていくことが大切だ」と語った。
 香川連帯ユニオンの吉田康彦書記長が基調提起を行い、「国家・大資本とのケンカは絶対に負けられない。人間の尊厳と未来がかかっている。怒りをひとつの結集軸にして行動を起こそう」と訴えた。初参加の女性看護師が過酷な医療現場の実態を語るなど、活気に満ちた集会となった。

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