ゼネスト・世界革命勝利へ革共同に圧倒的なカンパを

週刊『前進』04頁(2799号02面03)(2016/11/21)


ゼネスト・世界革命勝利へ革共同に圧倒的なカンパを


 11月12日、韓国・ソウルで100万人を超えるパククネ打倒の大闘争が爆発しました。1カ月半を超えるゼネストを闘う民主労総を先頭に、農民、学生などあらゆる階層の人民が大統領府に攻め上りました。そして11・6全国労働者集会を打ち抜いた動労千葉訪韓団220人がともに闘い、熱い団結を打ち固めました。
 1917年ロシア革命から100年を前に、民主労総ソウル地域本部と日本の3労組が呼びかけて実現した11・6日比谷野音―11・12ソウルの国際共同行動は、21世紀の新たな世界革命の扉を開きました。この世界史的事業を成就するための圧倒的カンパを心から訴えます。
●21世紀の革命的インター創成へ
 第一に、〈11・6―11・12〉で切り開かれた世界革命に向かって新たなインターナショナルを建設しましょう。韓国階級闘争は、ゼネストを闘う労働組合を軸に全階層を結集するソビエト的陣形が実現し、国会内野党の「挙国中立内閣」策動をのりこえ、典型的なプロレタリア革命として発展しています。これと一体となって、日韓米の鉄道労組などを先頭にした国際連帯が前進しています。国鉄分割・民営化から30年間にわたって新自由主義を打ち破ってきた動労千葉・動労水戸を先頭とする国鉄闘争がその中心軸に据わっています。「新たな戦争―世界戦争を阻止する力は、99%の労働者民衆の力で戦争を必要とする1%の資本家・支配階級を打ち倒す中にこそあります。日本とアジア、そして世界の労働者民衆の団結した闘いで、新たな歴史と社会を切り開きましょう」(11・6集会宣言)
 米大統領選でのトランプ当選は、資本主義の総本山・米帝における新自由主義の大崩壊と階級支配の破綻です。この世界的大激動情勢に対して「こう闘えば勝てる」という展望を〈11・6―11・12〉が示したことは決定的です。大恐慌の深まりと戦後世界体制の崩壊のもとで、最末期帝国主義が絶望的延命をかけて戦争と労働改悪の階級戦争を激化させている中で、世界革命の完遂をかけた労働者階級の進撃が開始されています。これを勝利させるためには、日本における新しい労働者の党の建設を軸にした国際連帯のさらなる発展が必要です。21世紀の新たな革命的インターナショナル創成のための巨大なカンパをお願いします。
●国鉄・都労連決戦に勝利しよう
 第二に、新自由主義を打倒する国鉄決戦をさらに推し進めることです。動労千葉の外注化阻止決戦はJR東日本を追いつめ、破綻を強制しています。また、1047名解雇撤回闘争は昨年6・30最高裁決定をもって不当労働行為を確定させ、JR資本との力勝負に突入しています。そして動労水戸の被曝労働拒否の闘いを先頭に常磐線の全線開通阻止の12・10闘争に攻め上ることです。2016年、国鉄分割・民営化攻撃から30年にしてついに動労東京が結成されました。JR体制を打倒する動労総連合を全国に建設しましょう。世界革命の鍵を握る国鉄決戦勝利へのカンパを訴えます。
 第三に、小池都知事打倒の都労連決戦に勝利することです。首都東京の労働運動を根本から塗り替えることは、日本革命の必須の課題です。動労東京の建設を前進させるとともに、〈東京丸ごと民営化・労働組合解体〉の小池打倒を闘い取ることが決定的です。その力は都労連労働者の中にあります。11・6労働者集会では、東京交通労組と学校事務の労働者が「小池の狙いは、東交・都労連を解体して安倍が掲げる総非正規職化、残業代ゼロ・解雇自由化の働き方改革、そして業務丸ごと民営化、社会保障解体を特区制度を活用して東京から先行的に進めることです」「東京で勝ち抜けば、日本の労働運動の流れが変わります。安倍もろとも小池を打倒しましょう」とアピールしました。何よりも、来年7月都議選に絶対勝利しましょう。
●10万人の『前進』読者網つくる
 第四に、『前進』の10万人読者網と新しい労働者党の建設を推し進めることです。7月参院選決戦は、1千万人と結合する党と労働組合の一体的前進を画期的に切り開きました。とりわけ、『前進』週2回発行体制をもって職場・街頭で毎週『前進』数万部を労働者民衆に手渡しました。私たちは、この時代に怒り苦悶し闘いを求める労働者階級人民と結合するために、『前進』をはじめとする発行物をもっと大量に発行し日本革命への道を断固前進します。
 韓国で始まったプロレタリア革命を成就させるためにも、私たち日本の労働者階級がゼネストを実現する労働組合と革命党を建設することが必要です。この世界史的事業をともに成し遂げようではありませんか。人生をかけたカンパを訴えます。ともに闘いましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加