2017年、革命とともに星野奪還を 11・27全国集会を開催 ソウル100万決起の熱気を受け

週刊『前進』04頁(2803号04面01)(2016/12/05)


2017年、革命とともに星野奪還を
 11・27全国集会を開催
 ソウル100万決起の熱気を受け

(写真 100万人の運動で星野さんを奪還しようと団結ガンバロー【11月27日 東京】)

(写真 弟の修三さんとゆかりさん、いとこの誉夫さんが登壇し星野解放を訴えた。発言は暁子さん)

(写真 星野再審弁護団が再審闘争の現状報告。左から和久田、岩井、鈴木、西村、藤田、酒井の各弁護士)

 「2017年、戦争と革命情勢の中、必ず星野奪還をかちとるために勝負に出る」(基調報告)----11月国際共同行動、とりわけ11・12ソウル100万決起を体験した人びとの確信と熱気が全参加者のものとなった。全国33星野救援会を先頭に450人が集まった「今こそ星野文昭さん奪還11・27全国集会」(東京・牛込箪笥区民ホール)は、再審無罪・星野解放の扉を開いた。

 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議は、星野暁子さんを先頭に全国的取り組みで動労千葉訪韓団に参加し、100万民衆決起に合流した。その11・12ソウルの映像も映し出され、大いに盛り上がった。
 開会あいさつに立った共同代表の狩野満男さんは「革命情勢の幕開けをともに確認し、2017年を星野奪還の年とする。歴史を画する全国集会を成功させよう」と呼びかけた。
 文昭さんのメッセージ(抜粋掲載)を読み上げた暁子さんは、訪韓後の面会で文昭さんが「労働者の権力樹立までそう長い時間はかからない。全世界で同じ闘いをやることが決定的だ」と語ったこと、韓国で交流した拘束労働者後援会の人たちが日本の刑務所処遇を「まるで戦前のようだ」と怒ったことなどを報告し、「徳島刑務所闘争、『星野新聞』発行、全国での絵画展の成功など今までにない飛躍をかちとってきた。革命情勢の中、この飛躍した力で勝負をかける」と17年への決意を語った。
 6人の再審弁護団が再審闘争の報告を行った。主任弁護人の岩井信弁護士は「11人の目撃証人、第3者の目撃証人の供述調書を開示せよというのが、今一大攻防戦になっている」と語り(要旨別掲)、西村正治弁護士が獄中処遇について、和久田修弁護士が9・4徳島刑務所デモについて、藤田城治弁護士、酒井健雄弁護士が再審実現への決意を語り、最後に鈴木達夫弁護団長が「無実・無罪の決定的な証拠は現場にある。検察庁の倉庫にある。これが真実だ」と再審闘争にかける執念と決意を語った。
 基調報告を事務局の金山克巳さんが行った。「韓国で世界革命の扉が開かれた。これこそ星野さん奪還情勢です。70年安保・沖縄闘争の先頭に立ち、獄中42年を不屈に闘う星野さんを、全世界に沸き起こる労働者階級の壮大な決起と一体で安倍政権を打倒し、取り戻そう」と呼びかけた金山さんは、この1年の前進として『星野新聞』刊行と今年全国82カ所で開催された星野絵画展、9・4徳島刑務所包囲デモ、星野さんの命と健康を守る闘いなどを挙げた。韓国、アメリカなどとの国際連帯の広がりをも踏まえ、2017年方針として「全証拠開示・再審無罪を求める100万人の署名を今こそ実現しよう」と訴えた。さらに、「星野さんとともに闘い、公判途中で発病し、免訴=裁判の打ち切りを求めている奥深山幸男さんの生きる権利を守ろう! 友人面会要求と獄中処遇改善を求める2・17徳島刑務所闘争への結集を!」と呼びかけた。
 集会後半は、アメリカと韓国からのビデオメッセージで始まった(別掲)。徳島救援会の仙田哲也さんから訪韓報告があり、今年結成された岐阜、室蘭、静岡の3救援会が登壇した。室蘭の代表は「原発再稼働反対の仲間を通じて星野さんの冤罪との闘いを知り、私の憤りは一線を越えた」と会の結成への経過を語った。みやぎと三多摩、大阪から絵画展成功の報告があり、沖縄万人(うまんちゅ)の会が「星野闘争は人と人をつなぎ、人の力を引き出します」と沖縄での闘いの前進を語った。
 家族をはじめともに闘う人びとの熱い決意が続き、最後に共同代表の戸村裕実さんが「『もう一息だから』と呼びかけた暁子さん、『壁がなくなったようだ』と言う文昭さん。文昭さんの命と健康を守り、来年こそ星野さんを取り戻しましょう」と集会を締めくくった。熱い決意に燃えて全員で星野解放歌「ソリダリティ」を合唱し、団結ガンバロー!
 2017年星野奪還へ闘いの幕が上がった。

------------------------------------------------------------

証拠開示が一大攻防
 岩井信 主任弁護人

 10月27日、德島刑務所に行って星野さんと接見をしました。立ち会いなしで約3時間、星野さんが90%語り続けました。
 星野再審請求では一度、写真やネガなどの証拠開示が実現し、星野さんが事件現場を通り過ぎた後に警察官が望遠レンズで撮った写真が出てきた。事件後なのに星野さんが手に持っていた鉄パイプが真っ白で、星野さんが殴打していない新証拠となりました。
 今、11人の目撃証人、第3者の目撃証人の供述調書を開示せよというのが一大攻防戦になっています。弁護団は5月に証拠開示について意見書を出し、3者協議を開けと要求してきました。
 そうした中、9月に異議審の担当裁判長が変わり、10月5日に新しく裁判長になった合田裁判長と裁判官2人と会うことができました。弁護団が新証拠を出したこと、そして証拠開示がなされ、さらに私たちの主張が裏付けられたこと、11人の目撃証言こそ開示されなければならないと訴えました。裁判長は大量の書類が出ているのは拝見していますと、真剣に考えますと言っていました。
 さらに、今年5月の盗聴法・刑事訴訟法改悪の際、国会で再審は無辜(むこ)の救済を目的とする制度であるから証拠開示を全面的に見直すべきだという付帯決議が出されたこと、6月に再審決定された松橋事件では、開示された供述調書が再審開始決定の大きなポイントになっていることを指摘し、なぜ星野再審で開示しないのかと訴えました。
 この東京高裁との折衝では、裁判所から検察官に証拠開示を勧告させたいと、90%弁護団が語りました。近いうちに皆さんに報告できるよう頑張っていきます。

------------------------------------------------------------

星野文昭さんから(抜粋)
星野解放と、搾取・戦争との闘いは一体で進む

歴史を変える国際共同行動

 日韓共同闘争として闘われた11月闘争は、歴史を大きく進める闘いとなりました。労働者人民の団結、団結した闘いが情勢を変え、世の中を変えることを示しました。
 昨年のゼネスト・民衆総決起闘争によって労働法改悪を阻止し、4月選挙で与党を過半数割れの惨敗に追い込んだ民主労総の、成果主義解雇・賃下げと戦争を阻止するゼネスト・民衆決起の闘いが、政権私物化、財閥のために地獄を強いる朴政権への全人民的怒りと結合した100万人をこえる巨大な決起となって、成果主義・戦争を阻止し、労働者国家を展望する闘いへ継続的に発展しています。
 それは日本において、動労総連合を軸とする階級的労働運動がゼネスト・総決起によって戦争・改憲、新自由主義を粉砕し、勝利できることを身をもって呼びかけるものです。
 それはまた、労働者人民の戦争・沖縄基地への決起を、無実の無期、42年投獄によって圧殺することを絶対に許さず覆す星野闘争が、戦争と新自由主義への全労働者人民の怒り・決起と結合することで、さらに大きなうねりと勝利をかちとることができる展望を私たちは手にしています。
 『星野新聞』と絵画展によって、戦争・改憲と新自由主義に怒り、闘うすべての労働者人民と結合し、星野の拠点、闘う拠点を拡大し、星野と闘いを一体に発展させよう。
 闘いを圧殺する無実の無期、42年投獄をこれ以上許さず、直ちに解放せよ! 11人の目撃供述調書をはじめ全証拠開示によって再審無罪をかちとろう! そのために全力で闘い、不抜の団結を発展させ勝利しよう。

星野無期打ち破り勝利へ!

 星野闘争は、星野無期・42年投獄に対して、どこまでも労働者人民の自己解放=人間解放の力を信頼し、かつまたその力をともに磨き形成することによって日々を勝利的に闘っているものとしてあります。
 昨年と今年、全国160カ所・2万人が参加する絵画展が、沖縄で「人間はこんなにすばらしく生きられるのか」という声が寄せられたように、さまざまな感動的な出会いと決起を生みつつ、絵画展の取り組みそのものが星野の拠点、闘う拠点を形成するものになっています。
 無実なのに無期、42年投獄ということに誰もが驚き、知らなかったことを悔い、何かできることを、そしてなんとしても解放しようという思いを生んでいます。そんな理不尽を強いる政府・権力への深い怒りと、星野(文昭と暁子)の闘いへの感動となって「100万人の力で全証拠開示せよ」「直ちに解放せよ」という闘いが広く強く発展しています。そのために『星野新聞』、絵画展が、今後さらに大きな力を発揮することも間違いありません。
 再審による無罪決定と即時の解放を絶対にかちとりましょう。労働者人民の搾取と戦争への決起を、無実の星野無期・42年投獄で圧殺しようとすることへの労働者人民の根底的な怒りと結合することで、今日の闘い全体とともに、さらに大きなうねりとなって勝利することが必ずできます。
 そのことに深い確信を持って「直ちに解放せよ」ということと、全証拠開示によって再審無罪をかちとろうということを一つに闘い勝利しよう。今、一人ひとりが星野を自らの闘いとして闘っている。それが「壁が無くなっている」ということであり、私と暁子を「孤立」から根本的に解放しています。
 新自由主義と戦争によって踏みにじられ怒り、闘いに立ち上がる全労働者人民と結合し、労働者自己解放=人間解放の闘いと星野闘争を大きく前進させ、そして勝利しよう。どこまでも心一つに闘い勝利しよう。

------------------------------------------------------------

韓国・アメリカから ビデオメッセージ

(写真 暁子さんら星野救援会と拘束労働者後援会【11月12日 ソウル】)

●韓国/拘束労働者後援会・チョヨンゴン会長
 韓国労働者闘争にいつも連帯してくれている星野救援会同志の皆さん、ありがとうございます。
 われわれ労働者が一緒に手を結んで闘争することが、労働者解放、東アジアの新しい世界をつくり出す決定的な契機になると思います。
 われわれの勝利のために! 闘争!
●ペミヨン事務局長
 この数年間、昔の星野さんの写真だけ見ています。星野さんが1日も早く出て、顔を見せてほしいです。
 獄中42年目で70歳だと聞きました。心配にもなり、来年にはわれわれも必ず日本へ行って面会もし、星野さん釈放闘争に連帯し、一緒に闘うことができるように頑張ります。
 星野さんを釈放しろ!
●アメリカ/運輸労働者連帯委員会・統一公共労働者行動委員会 スティーブ・ゼルツァーさん
 星野文昭さんの闘いはわれわれの闘いです。
 日本政府が彼をデッチあげた目的は、軍事化反対闘争、帝国主義反対闘争を沈黙させることでした。アメリカは世界中の700基地すべてを撤去しなければならないし、世界中に軍事基地を保有する権利などありません。
 アメリカ政府は必死になって戦争情勢をつくり出しています。戦争反対は生死をかけた闘いです。まさにこの闘いを星野文昭さんはやったのです。だから今、星野さんの闘いは、彼が日米安保に反対してデッチあげ逮捕された当時よりも重要になっています。
 星野さんを釈放すべきです。われわれは、星野釈放を安倍政権に要求します。彼には自由に生きる権利があります。彼は、沖縄、日本、そして全世界の人民の自由のために闘ったのですから。
 星野同志、あなたは必ず解放されます。星野同志に連帯します。

------------------------------------------------------------
星野さんに年賀状を
あて先 〒779―3133
    徳島市入田町大久200―1
    星野文昭

このエントリーをはてなブックマークに追加