団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2803号04面02)(2016/12/05)


団結ひろば 投稿コーナー

北富士で強行された実弾演習に抗議行動
 山梨 織田三郎

 11月22日、とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会、同郡内地区連絡会、山梨合同労働組合の3団体は、この日から12月2日までの日程で北富士演習場で行われる在沖縄米海兵隊の県道104号越え実弾射撃訓練の本土移転演習に抗議し、北富士演習場正門前で申し入れを行った。
 午前8時、北富士演習場正門前に集まった3団体は朝鮮戦争のための演習を強行する米海兵隊と自衛隊に抗議のシュプレヒコール。その後、3団体がそれぞれの申入書を読み上げ、南関東防衛施設局の担当者に手渡した。
 今回の米海兵隊の演習は、沖縄の基地負担を軽減するためと称して沖縄県恩納村で行われていた実弾射撃訓練を本土5カ所の演習場へ移転したものだ。だが、沖縄の基地負担は名護市辺野古の新基地建設、東村高江のヘリパッド建設など、むしろ増加している。米日韓は現在、先制攻撃や北朝鮮キムジョンウン殺害の訓練を含む史上最大規模の共同演習を繰り返している。今回の北富士演習場での実弾演習もその一環であり、北朝鮮のキムジョンウン体制の転覆を狙う侵略戦争のための演習である。
 1950年の朝鮮戦争の時には、米海兵隊は北富士に「朝鮮部落」をつくり、それを標的にした訓練を行って朝鮮半島へ出撃していった。この歴史を二度と繰り返してはならない。
 韓国労働者のパククネ打倒を目指すゼネスト決起に連帯し、この山梨の地でも階級的労働運動の復権のために闘う決意である。

世界の労働者階級は手を取り合える仲間
 関東・郵政青年労働者 矢部明雄

 11月訪韓闘争に参加しました。
 昨年初めて参加し圧倒された記憶がありますが、今年はそれ以上の迫力がありました。機動隊はやる気がなく、昨年は直前で封鎖されていたのがすんなりと光化門まで進撃できました。もはやパククネに味方する者は誰もいません。この集会はいつ革命に転化してもおかしくないと私は確信しました。
 前回は慌ただしくてあまり周りが見れませんでしたが、今回気づいたことは参加者のほとんどが青年・学生だったことです。その中で女性が多かったことも印象的でした。この若い力こそが、韓国の労働運動・学生運動を支え、大衆運動の土台となっているのだと思います。彼らから時折、訪韓団に激励の言葉もかけられました。そこに国境は存在しません。世界の労働者階級は手を取り合える仲間なんだということ、そして、ブルジョア権力が叫んでいる「民族間対立」などというものがまったくの偽りであることをここで実感できました。本当にそれだけで今回の訪韓は実りあるものだったと思います。
 日本のメディアも無視できず少し報道していましたが、事実を完全にゆがめ本当のことを一切伝えていなかったことに私は憤りを感じました。中心となった民主労総や学生運動には一切触れず、「市民の勝利」という形で報道するにとどまっています。リベラルを名乗る人びとは称賛していたものの、やはり核心には一切触れず、シールズのようなお祭り的な運動に描こうとしています。
 だからこそわれわれが新時代の労働運動を牽引(けんいん)できるように頑張っていかなければならないと思います。その事実を伝えるための『前進』です。『前進』を読み、職場や学園で広めましょう。
 万国の労働者、団結せよ!

つくばで野外絵画展&十亀さんの短歌展
 茨城 日下部 伸

 茨城・星野文昭さんを取り戻す会は茨城県地域連帯労組の仲間とともに11月19日と20日、つくばエクスプレスのターミナル駅・つくば駅前で「無実を訴え42年・星野文昭獄中からの絵画展」と「無実は無罪に! 十亀弘史・俳句&短歌展」を開催しました。
 文昭さんの全作品176点のレプリカとその缶バッチ、『愛と革命』の無料貸し出し本を合わせて展示し、「ソリダリティ」と十亀さん作詞の「とり戻そう星野」のバイオリン伴奏ライブも実施しました。
 1月の土浦市での絵画展、4月のつくば駅前での野外絵画展に引き続き、本年3回目の開催です。茨城・星野文昭さんを取り戻す会では春夏秋冬、年4回の絵画展実施を目標にしています。
 初日はあいにくの雨で午前10時から午後2時までは手作りテントに引きこもり状態。その後、雨が上がり、猛ダッシュでチラシ配りと呼び込みを行い、午後4時までの2時間で23人の来場者。
 翌日は小春日和の好天に恵まれ、6時間で58人の来場者。缶バッチ40個、本1冊、ミニレプリカ4点をお持ち帰り。カレンダー2冊をお買い上げいただき、22人が署名をして下さいました。
 中国とグアテマラから筑波大学に留学中の学生さんが積極的に署名に応じて下さいました。礼拝を終えた実行委員のYさん(10月から『星野新聞』の定期購読者)が午後から駆けつけ、熱心に説明役をして下さいました。つくば在住の難民申請者のKさんが、野外での絵画展の設営から海外からの留学生への英語での説明に協力して下さいました。

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