団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2807号04面05)(2016/12/19)


団結ひろば 投稿コーナー

労組つぶしの職質に徳島弁護士会が勧告
 徳島医療福祉労組 元木智之

 11月24日、徳島弁護士会から徳島県警に「人権侵害」の決定が出されました。3月18日深夜0時30分〜翌朝4時、徳島医療福祉労組書記長への徳島県警による職務質問事件に対してです。
 弁護士会から3人の弁護士が県警東署に乗り込む姿と記者会見の様子が、夕方のテレビや新聞で大きく報じられました。追い詰められた東署副署長は「適正な職務執行だ」とコメントし、さらに怒りをかいました。
 任意と言いつつ、4時間も道路脇に立たせ、拘束し、睡眠時間を奪う。「職務質問」と言えば何をやっても構わないと、現場警官に指示している警察は中枢から腐敗しています。
 春闘時期を百も承知の労組つぶしです。暗闇の中で多数の警官に取り囲まれても、書記長は一人で断固頑張りました。一報を聞いて組合員全員がすぐさま一致団結。県警に抗議申し入れ、ビラまき、マイク宣伝と猛反撃に立ちました。
 最近も、自転車の同志を、「2ロック奨励」(自転車に鍵を二つつけること)を口実に呼び止め、職質してきました。「職質は任意だ!」と反撃され、それ以上は踏み込めませんでした。職務質問には、任意であることを確認して、断固、完全黙秘で立ち向かいましょう。救援連絡センターに応援を求めましょう。
 戦争か革命かの時代に、警察の横暴を許せば戦争に行きつきます。動労総連合や、獄中の星野文昭さんが貫いている、「職場の安全を守っているのは労働者だ!」という立場こそ、99%の民衆側の立場です。
 ソウルから革命が起き始めました。次はアベ打倒です。12・12京大集会は来年への突破口です。「団結と人権」を守りぬく労組としてともに闘います。

常磐線開通反対デモ仙台市民が熱い注目
 東京 霧山明彦

 12月10日、JR常磐線の相馬駅〜浜吉田駅の運行再開阻止へ、仙台の1日行動に参加しました。学生の時以来、数年ぶりの仙台は昼から雪が降って寒かったですが、動労福島を先頭とした動労総連合の登場はとても心強かったです。
 仙台に行って、今回の運行再開が圧倒的な「復興キャンペーン」のもとで行われていることがわかりました。アーケード街をデモしていると、「常磐線開通反対!」のコールに通行している人から「え、なんで?」と声が返ってきます。でも、「乗務員と乗客を被曝させるな。被曝と帰還の強制反対」と続くコールに、足を止めてデモ隊に注目してくれました。
 今回、運行が再開される場所は津波で流された区間ですが、常磐線の地図を見れば、仙台市から福島県の小高駅までがつながります。仙台から出発した電車は、福島第一原発から15㌔の小高駅まで行って、放射能をつけて仙台まで帰ってくる。放射能を含んだほこりを吸い込めば、福島まで行かなくても仙台で内部被曝をしてしまう。運転士や車掌、保線、列車清掃の労働者はもっと被曝にさらされます。
 「復興」だなんてとんでもない! 被曝の拡散です。強烈な危機感を持ちました。
 「復興」だと言っても、現場で社会を動かしているのは労働者です。「復興」だからと、被曝を問題にできないのは許せません。被曝労働拒否を闘う動労総連合がもっと大きく、強くならないといけない。そのために自分も闘います。

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