紹介 序局第14号 ロシア革命の現代的復権 都議選勝利に向け特集 国際連帯の教訓が満載

週刊『前進』04頁(2815号04面03)(2017/01/30)


紹介 序局第14号 ロシア革命の現代的復権
 都議選勝利に向け特集
 国際連帯の教訓が満載


 『序局』は今年の大テーマとして、ロシア革命100年を据えています。巻頭の深田論文は、ロシア革命とは何かの基本をしっかりと教えてくれます。学習会のテキストとして最適です。
 特集の小池都政との対決は、都議選に立つ北島さんの論文と労働者座談会の2本立て。小池の本性を暴き、都労連の労働運動をよみがえらせることを訴えています。
 民主労総のゼネストとパククネ打倒の全人民的決起との関係を対話形式で概観する金元重氏の論考は最もタイムリーで引きつけられます。宮原さんの韓国・大邱訪問記、倉岡さんのドイツ訪問記も国際連帯の希望を示して勇気づけられます。
 津久井やまゆり園事件について、元職員の太田さんのインタビューは、優生思想・攻撃に立ち向かう労働者の階級的視点を打ち立てる上で貴重な証言です。36年間、昇進も転勤も拒否して障害者とともに生きてきた太田さんの現場感覚から出る一言一言が重要です。
 3・11の6周年闘争を前に、福島の布施さんと佐藤さんの対談は「被曝と帰還の強制反対」の署名運動を進める上でとても重要で、必読です。
 「労働裁判の最前線から」は、動労総連合の出向無効確認訴訟をはじめ、今日の労働運動が直面している攻撃との最先端の攻防が生き生きと提起されています。そして、今号では全学連の警視庁公安刑事に対する告訴・国賠の闘いについても寄稿してもらいました。
 連載企画もますます充実しています。葉山弁護士の連載は、80年代、90年代の三里塚2期攻撃との闘いについて、詳しく語られています。昨年50年を迎えた三里塚闘争の歴史は本当に原則的に絶対反対を貫き通したからこそあったのだということを、この連載から学ぶことができます。
 今号は一つひとつが珠玉のような、充実した中身になっていて、得るところの多い号になっていると自負していますので、ぜひご購読をお願いします。
(破防法研究会『序局』編集委員会)
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