一斉行動芝山情宣 第3滑走路に怒り 「看板立つ」に驚きと共感

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週刊『前進』04頁(2823号04面04)(2017/02/27)


一斉行動芝山情宣
 第3滑走路に怒り
 「看板立つ」に驚きと共感

(写真 横芝光町に立つ看板)


 2月18日、三里塚反対同盟と支援連は、第46回の空港周辺地域一斉行動を闘った。
 昨年10月に始まった住民説明会では、第3滑走路建設・深夜早朝便延長・Bラン延伸の空港機能強化案への住民の怒りが噴出した。芝山町の相川勝重町長は、これらの声を踏みにじり、2月6日には町役場内で「成田国際空港総合調整整理推進本部」なる組織の初会合を開き、「具体的な体制づくりを進める」と言い放った。この情勢の中で、今回の一斉行動は「芝山集中情宣」として取り組まれた。
 朝8時30分、市東孝雄さん宅離れに集合。市東さんが「2・14審尋では執行停止をかちとったが、切迫した状況は変わらない。今日は芝山町民と積極的に会話してほしい」と一同を激励した。
 この日用意された「反対同盟ニュース」第41号では、2月上旬に横芝光町中台区内で「夜間飛行時間延長、断固反対」の看板が区の決議に基づいて5カ所に立てられたことが報じられた。また、「人口減、高齢化、新生児激減----これが開港40年の現実」と相川の騒音地獄拡大政策を徹底批判するビラも作られた。
 町内全域を網羅する区域分担を決めて飛び出し、それぞれ丸一日の行動をやりぬいた。
 各所で町民の相川町長への激しい批判、空港機能強化案に対する「絶対反対」の声が上がった。「第3滑走路実現する会」の石毛博道への怒りの声も強まった。
 「横芝光町で『断固反対』の看板立つ」の報道には、驚きと共感の声が相次いだ。「反対同盟がんばってくれ」との住民の熱い激励を受け、全員が第3滑走路阻止の手応えを新たにした。

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三里塚裁判日程
◎強制執行阻止・請求異議裁判
 3月2日(木)
 午前9時 千葉市中央公園集合
  千葉市内デモ
 10時30分開廷 千葉地裁

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