紹介 『中核』 ロシア革命100年 現代に生きる教訓

週刊『前進』04頁(2843号04面03)(2017/05/15)


紹介
 『中核』 ロシア革命100年
 現代に生きる教訓


 4月20日、私たちはマル学同中核派機関誌『中核』を新書版で復刊しました。表題は「ロシア革命100年~青年・学生の力で21世紀革命を!」です。すべての学生・労働者は『中核』を武器に「戦争と貧困」の資本主義を打倒し、プロレタリア世界革命を実現しよう。
 『中核』は今、街頭や書店、アマゾンなどネット販売でもガンガン売れています。多くの労働者・学生が「レーニン」「ロシア革命」などの言葉に足を止め、『中核』を手に取り、時には議論を交えて購入していきます。誰もが「1%」の支配階級の腐敗と抑圧を感じ取り、「安倍政権を打倒したい」「戦争を止める道は革命しかない」と思い始めています。
 ロシア革命は「過去の一出来事」などでは断じてなく、労働者が社会の主人公として戦争を止め、世界を根底から変革した「生きた教訓」であり、現在の学生・労働者の生きるための指針です。そこに青年・学生の未来があります。
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 『中核』は、今年のマル学同春季理論合宿の基調報告を加筆・修正して発刊したものです。その内容は、第1部「1917年ロシア革命への道」、第2部「二月革命~十月革命の激闘」、そして第3部「レーニン主義の理論的核心(レーニンの思想)」です。
 『中核』は、コンパクトな新書版166㌻でありながら、ロシア革命とレーニンの思想を包括し、トータルにとらえる重要な構成になっています。内容においても、ロシア革命における労働者階級の闘いと、第1次世界大戦と労働組合をめぐる闘いに勝ちぬいたレーニンとレーニン率いるボルシェビキの苦闘、困難と格闘を生き生きと叙述しています。『共産主義者』192号の丹沢望論文「ロシア革命における労働組合の役割」と完全に一体の内容です。
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 特に押し出したいのが、第3章の(1)機関紙と党組織論~『なにをなすべきか』と同章の(4)マルクス主義~労働者自己解放の思想です。
 時代は、朝鮮戦争危機から世界戦争の道か、朝鮮革命の闘いと国際連帯によるアジア革命―世界革命の道か、の人類史的分岐点に入っています。韓国・民主労総のゼネスト決起と連帯し、日本階級闘争―学生運動の爆発が待ったなしに求められています。
 スターリン主義による国際共産主義運動の歪曲を粉砕し、1930年代階級闘争の敗北をのりこえ、世界革命を切り開く鍵は、レーニン主義組織論であり、労働者自己解放思想です。この二つこそレーニンの思想の核心であり、革命党と労働組合を生きた関係として結ぶ「赤い糸」です。その実践は、「労働の奪還」論として動労千葉・動労水戸、動労総連合の闘いに内在化し、発展しています。
 ロシア革命100年。青年・学生は『中核』で武装し、1917年当時のロシア労働者階級と思いをひとつにし、1千万労働者民衆の中にマルクス主義を復権させよう!
 反帝国主義・反スターリン主義の旗のもと、プロレタリア世界革命へ!
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