高浜原発の再稼働弾劾 5・26舞鶴集会に結集を

週刊『前進』02頁(2846号01面04)(2017/05/25)


高浜原発の再稼働弾劾
 5・26舞鶴集会に結集を


 5月17日、安倍政権と関西電力資本は、地域住民の反対を押し切り、高浜原発4号機(福井県)の再稼働を強行した。許せない! だがこれは安倍の〝余裕〟からではない。危機的情勢下で、日帝の生き残りをかけ朝鮮侵略戦争への踏み込みと原発政策を一気に加速させ、「絶望のスイッチ」を押そうとしているのだ。
 動労水戸から始まった被曝労働拒否闘争は京都府職労舞鶴支部や愛媛県職労へとつながった。拠点労組が絶対反対の旗を掲げれば地域の決起をつくれる。2・26舞鶴闘争の教訓だ。
 安倍政権は「年内6割運転」「(原発再稼働を)西日本から攻める」(5月18日付毎日新聞)と勝負に出ている。高浜原発3、4号機をはじめ、大飯原発3、4号機(福井県)など、これらの地域が決戦場だ。
 内閣府の「緊急時対応」(避難計画)には、警戒事態時に京都府は43人を動員するとあるが、京都府にはそんな規程はないことがこの間判明した。避難計画はできていない。職員の動員計画もない。にもかかわらず京都府は再稼働を容認している。緊急時に動員される自治体労働者と地域住民の命など考えていない証拠だ。高浜原発の運転差し止め仮処分決定を取り消した大阪高裁は、それを追認したが、「緊急時対応は合理的」とした高裁決定の内実はこれほどいい加減だ。
 被曝限度量の制限をなくす転換として4月7日に強行成立された一括改悪法は自治体労働者への被曝を強制するものだ。舞鶴支部を先頭に被曝労働拒否の闘いをたたきつけよう! 5・26高浜原発再稼働絶対反対集会(午後6時/JR東舞鶴駅東公園/京都府職労舞鶴支部主催)に結集しよう!
(京都 朝霧広巳)
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