沖大学生自治会選挙応援に行って 沖縄の現実と向き合い未来考える大切さ実感 黒川結希(京都大学)

週刊『前進』04頁(2847号03面02)(2017/05/29)


沖大学生自治会選挙応援に行って
 沖縄の現実と向き合い未来考える大切さ実感
 黒川結希(京都大学)

(写真 赤嶺自治会委員長を先頭に沖大生と全学連がデモ【5月15日 那覇市】)

 沖縄大学学生自治会の選挙応援に行ってきました。
 赤嶺知晃統一候補の選挙スローガンのうち、沖大生の反応がもっともよかったのは、「大学生の貧困を変えよう」のスローガンでした。学費や生活費のために深夜も休日も授業の空き時間もすべてバイト漬けで、将来に不安を抱えながら、莫大(ばくだい)な奨学金を借りざるを得ない……時間と金で縛り付けられ、基地や政治について沖大生が考えたり声を上げたりしようにもそれが難しい。「大学生の貧困を変えよう」というスローガンが支持される背景には、こういった壮絶な沖縄の現実がありました。
 その現実に肉薄して選挙のスローガンに昇華した赤嶺さんはすごいと思います。それは、2014年に当局による激しい分断攻撃のもと、たった一人でも立ち上がった赤嶺さんが、その後数年間で分断をぶち破りながら周りの沖大生と信頼関係を築いてきたからこそできたのだと思います。
 同時に、こうした沖縄の厳しい状況に「ヤマト」の人間がどう応えるのかが問われているのだとも思い、身が引き締まる思いがしました。
 また、沖縄で労働問題に取り組んでいるIJBS労組の富田晋さんにお会いしました。
 沖縄に米軍基地が押し付けられているということ、それは基地と「経済政策」によって、労働環境・基幹産業の発展・人間関係など、沖縄での生活のすべてを日米両政府が脅かしているということです。だからこそ、米軍基地について声を上げたくてもそれができない。そんな社会の矛盾にもっともさらされた人と本気で向き合うためには、沖縄の労働問題と向き合い、沖縄の生活そのものと向き合わなければならないのだということを学びました。基地問題や労働問題をもっともラディカルにとらえ直し、社会全体の利益を体現する立場から新しい社会の理想を掲げて解決に取り組むことの大切さを実感しました。
 私は、日本の現状に対してノーを突きつける人であると同時に、日本の、世界の人にとって、もっとも魅力的な未来を提示できる人でありたいと思います。
(沖縄大学学生自治会選挙は23日に終了し、赤嶺統一候補が「総投票数133―信任121」で信任されました)
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