労働現場から 動労東京先頭に小池倒す レストラン解雇反対を都庁1047名闘争に

週刊『前進』02頁(2850号02面04)(2017/06/09)


労働現場から
 動労東京先頭に小池倒す
 レストラン解雇反対を都庁1047名闘争に


 都庁議事堂レストラン解雇との闘いを「都庁における1047名闘争」として闘い、なんとしても勝ちぬきましょう。

ゼネストは可能だと確信できる情勢

 解雇された女性労働者は、動労東京と東京労組交流センター、NAZEN東京が呼びかけた「福島への帰還と被曝の強制に反対する3・31都庁包囲デモ」に参加し、さらに翌4月1日には常磐線延伸に反対して動労水戸、動労福島などが呼びかけた浪江駅現地闘争をともに闘いました。そのかけがえのない仲間を、小池都知事と「はなまる」資本は、「被曝と帰還の強制に反対する署名」を職場で集めたことを口実に、解雇してきました。絶対に許すことはできません。
 「都庁における1047名闘争」を爆発させるとは、安倍と小池を引きずり降ろす闘いを、都庁で働くすべての労働者、東京都で働くすべての労働者を組織して勝ちぬくということです。
 最近、JR東海の葛西敬之が『飛躍への挑戦』という本を出して、その中で「国労と動労が反対したら国鉄改革はできなかった」と言っています。労働組合が絶対反対で闘えば、国鉄分割・民営化はできなかったということです。葛西はこの本で、「分割・民営化の最大の核心点は治安問題だった」とも言っています。動労千葉をはじめとする階級的労働運動の根絶が、支配階級の最大の課題だということです。
 動労東京は6月3日、定期大会を開催しました。昨年の結成大会の時は組合員は4人でした。1年たち、組合員は2けたになっています。労働組合が団結し、職場の支配権を握る闘いで、ゼネストの端緒を切り開いてきました。「ゼネストは可能だ」と私たちは確信しています。共謀罪法案の衆院強行採決は、この情勢を促進しています。
 動労東京は定期大会を打ちぬいた上で、6日の「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」結成の先頭に立ち、当該の女性労働者と一体となって闘います。都庁レストラン解雇との闘いを「都庁における1047名闘争」と位置づけたのは、絶対反対を貫くということです。帰還と被曝の強制に体を張って闘った女性労働者を解雇した小池や資本に対して、和解の余地は一切ありません。

階級的労働運動を打ち立てる勝負に

 30年前、国鉄分割・民営化を強行した首相の中曽根は、当時「総評を解体して新憲法を安置する」と言いました。今再び、安倍が2020年新憲法施行を叫んでいます。この情勢で「都庁における1047名闘争」をやるということは、安倍と小池を倒し、連合を打ち破って本当に階級的な労働運動を東京のど真ん中に打ち立てるということです。その勝負に打って出ましょう。
 6月10日には動労総連合の青年部を結成します。東京がその中軸を担う決意を固めています。そして6月11日の国鉄闘争全国運動の全国集会を圧倒的に成功させ、都議選に勝ちぬく土台をつくり出したいと思います。
 都議選の本当の勝利は、6月30日の韓国・民主労総をはじめとした社会的ゼネストに国境を越えて連帯し、東京に最大の拠点を打ち立て、彼らとともに闘う道を切り開くことにあります。ともに闘い、勝利しましょう。
(動労東京委員長・吉野元久)

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