無期転換制度撤回を JP労組大会 全逓部会が宣伝

週刊『前進』04頁(2855号02面03)(2017/06/26)


無期転換制度撤回を
 JP労組大会 全逓部会が宣伝

(写真 JP労組中央を打倒し闘おうと訴え【6月14日 広島市】)

 JP労組第10回定期全国大会が6月14〜16日、広島市で開催された。大会初日、全国労組交流センター全逓労働者部会の労働者は中四国の仲間とともに20人で登場し宣伝戦を行った。
 共謀罪攻撃との攻防、朝鮮侵略戦争切迫という歴史的な情勢のもとで行われた大会の会場は、被爆地ヒロシマの平和記念公園の一角にある広島国際会議場だ。「過ちは二度と繰り返さない」と誓ったヒロシマの地で「戦争絶対反対・共謀罪廃案の大会決議をあげよう」と私たちは熱烈に訴えた。会場に集まってくる代議員、傍聴者に全逓部会ビラと郵政非正規ユニオンNEWSが次々と手渡され、用意した500部の『前進』もあっという間に吸い込まれていった。
 マイクでの宣伝も力強く響き渡った。宮城の仲間は国会前で共謀罪廃案を目指し闘っている労働者学生と一体で大会闘争を闘っていると語り、「労働組合が廃案の先頭に立とう!」と強調。福島の「被曝と帰還の強制反対署名」への協力を呼びかけ、さらに首切りを協約化した「無期転換制度は撤回あるのみ」と力を込めた。愛媛の仲間は、被爆者としてGHQの弾圧を恐れず立ち上がった詩人・峠三吉の精神を引き継ぎ闘おうとアピールし、「伊方原発3号機をはじめとする全原発を廃炉にしよう」と声を張り上げた。「被曝と帰還の強制反対署名」が注目を集め、通行中の労働者市民も含めて次々と応じた。
 昼休みにもマイクを握り宣伝活動を展開。会場から出てきた代議員、傍聴者が長時間にわたり訴えに聴き入った。
 東北の仲間は、大坂正明同志への殺人罪攻撃はデッチあげであると、46年にも及ぶ指名手配に激しい怒りをぶつけた。1971年の沖縄闘争・渋谷暴動闘争の正義性を明らかにし、「星野文昭さんとともに大坂さんは無実だ」と力強く訴えた。神奈川の仲間は、森友、加計疑獄に示される腐敗しきった安倍を韓国パククネのように監獄にたたき込み、国鉄闘争を先頭に「職場権力を握り革命を」と呼びかけた。
 大阪の仲間は、「スキル評価は不当労働行為だ」と訴えた労働委員会闘争がいよいよ現場の意見陳述を迎えると報告。会社とJP労組を串刺しにして闘うと宣言し、大阪、東京に続いて全国で労働委員会闘争に決起しようと訴えた。
 大会闘争翌日に強行採決された共謀罪を徹底的に弾劾する。安倍政権の戦争と改憲、労働法改悪の攻撃を許さず、1千万都民と結びつき、新しい労働者の政党をつくることに挑戦している北島くにひこさんを都議会に送り込もう。全逓部会はその先頭で闘うぞ!
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