7・14―15星野全国総会の成功を 無実の星野同志・大坂同志奪還へ

週刊『前進』04頁(2857号04面01)(2017/07/03)


7・14―15星野全国総会の成功を
 無実の星野同志・大坂同志奪還へ

(写真 昨年9月3日、「星野さんを返せ!」と訴え徳島市内デモ)


 6月28日、大坂正明同志への許しがたい「殺人罪」デッチあげ起訴が強行された。怒りも新たに星野文昭同志・大坂同志の奪還を誓う。獄中42年の星野同志は無実だ! 指名手配46年の大坂同志も無実だ。今こそ1千万人の怒りと結合し2同志を奪い返すときだ。7月14日、15日、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は、星野同志が闘う徳島の地で2017年全国総会を開催する。星野同志を実際に取り戻すためにどう闘うかを論議する歴史的な総会となる。それは無実の大坂正明同志の逮捕・起訴により星野闘争が新たな闘いに突入したことを明らかにするものとなる。

革命の勝利かけ

 星野闘争は、日本帝国主義・国家権力との真正面からの闘いである。70年安保・沖縄闘争の地平を今日の闘いの中によみがえらせ、国鉄闘争、階級的労働運動の発展と一体でゼネスト―革命の展望を切り開く闘いである。
 70年安保・沖縄闘争の歴史的な大高揚に対する階級的報復として、日本帝国主義・国家権力は、破防法弾圧、カクマルの白色テロルと一体で星野同志とともに大坂同志を全国指名手配にし、星野同志に死刑を求刑し無期懲役にした。だが、星野同志・大坂同志の無実は一点の曇りもなく明らかだ。日帝国家権力のいかなるデッチあげ攻撃でも、71年沖縄全島ゼネストと連帯して闘われた沖縄返還協定批准阻止・渋谷暴動闘争の正当性・正義性を否定することなど不可能だ。
 共謀罪成立を強行した安倍・自民党は朝鮮侵略戦争への突入を視野に入れ、憲法9条に自衛隊を明記する改憲攻撃に動き出した。だが安倍政権はもはやぼろぼろだ。

面会実現しよう

 星野同志は「人間として奪われたものすべてを取り戻す」という不屈で必死の闘いを続けている。星野暁子さんはこの星野同志と獄中結婚し、30年間をともに生き、ともに闘っている。
 沖縄闘争を闘い、不屈の獄中闘争を貫く星野同志をこれ以上1日たりとも投獄させるなという怒りの声が沸き起こっている。星野同志との階級的団結を固め、星野同志を取り戻す闘いは、人間的共同性を回復し社会の根底的変革の拠点を築く闘いとして輝いている。
 総会と一体で、共同代表の平良修さんの面会を実現する闘いや差し入れ、徳島市内デモも闘われる。四国地方更生保護委員会への申し入れも行われる。2日間の闘いを成功させ、星野同志を取り戻すために総決起しよう。青年労働者が星野闘争の先頭に立とうとしている。全国総会では、青年を中心とする討論の時間が持たれる。

全証拠開示せよ

 星野闘争は、きわめて広範で大衆的な基盤を持つ闘いである。全国で開かれる絵画展には2万人近い人が訪れ、星野同志の絵と暁子さんの詩に接して多くの人が大きな感動を受けている。新自由主義攻撃が生み出した、人間が人間として生きていけない社会に対する怒りと星野同志の闘いが一つになり、新たな決起を生み出している。「星野さんは無実」「絶対に取り戻そう」という決意と確信が急速に広がっている。
 全証拠開示・再審開始を求める100万人署名運動も前進している。7月7日には今年3回目の署名提出行動が行われる。東京高裁第12刑事部に「3者協議を開け。すべての証拠を開示せよ」と迫るのだ。
 労働者、労働組合の決起も広がっている。ある全国単一組織の労組では地本が星野署名に取り組んだ。アメリカ、韓国などとの国際連帯も大きく進んでいる。
 6月には、『国際労働運動』で星野闘争特集が組まれた。これは、星野同志の無実を明らかにすると同時に、大坂同志の無実も鮮明にした。「殺人罪」でのデッチあげ逮捕・起訴を打ち破るために、「大坂正明さんは無実だ」という帯を付けて販売されている。
 「公安警察解体」「安倍を監獄へ」と闘う北島くにひこさんの当選をかちとるために、星野同志は連帯のメッセージを送り(本紙2855号に掲載)、星野救援会は駅頭での臨時絵画展や応援演説に決起した。
 腐敗し朝鮮侵略戦争に進む安倍政権を打倒し、星野同志・大坂同志を奪還しよう。

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7・14―15徳島闘争
 7月14日(金)
  四国地方更生保護委員会申し入れ
  平良修さん面会要求、差し入れ
  全国総会第1日 午後2時30分(とくぎんトモニプラザ/徳島市徳島町城内2―1)
  徳島市内デモ 午後5時30分
 7月15日(土)
  全国総会第2日 午前10時
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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