7・10狭山高裁デモへ 権力犯罪弾劾、石川さんの再審を

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週刊『前進』04頁(2857号04面02)(2017/07/03)


7・10狭山高裁デモへ
 権力犯罪弾劾、石川さんの再審を

(写真 2月2日、石川さんと連帯し120人が東京高裁包囲デモ)


 全国水平同盟と部落解放東日本共闘会議が7月10日の「狭山東京高裁包囲デモ&要請行動」を呼びかけている。全力で立ち上がろう。
 7・10闘争は、石川一雄さんと熱い合流をかちとった2月2日の高裁包囲デモ&要請行動の地平を引き継ぎ、権力犯罪としての狭山事件を弾劾する闘いと一体で、大坂正明さんへの許しがたい殺人罪デッチあげ起訴攻撃を国家犯罪として弾劾して闘おう。石川さんは、1963年に埼玉県狭山市で起きた女子高生誘拐殺人事件の犯人にデッチあげられ無期懲役となったが、ただちに再審を請求。仮釈放後も国家権力を弾劾して不屈に闘い、2月2日も高裁前アピール行動に立っていた。
 第一に、7・10狭山闘争を、下山鑑定を武器に労働者階級が先頭に立ち狭山闘争でゼネスト―革命を実現するために、全国水平同盟と動労千葉派が全責任を取る闘いとしてかちとろう。
 下山鑑定は、石川さん宅から発見され被害者の持ち物とされた万年筆が被害者のものではない事実を証明した。下山鑑定は、狭山事件が権力犯罪であり、石川一雄さんが無実・無罪であり、狭山事件が警察・検察・裁判所総ぐるみの権力犯罪であることを暴き出した。
 森友学園疑獄や加計学園疑獄、朝鮮侵略戦争のために共謀罪の成立を強行した安倍政権に対して、都議選決戦で北島くにひこ候補が訴える「安倍と菅を監獄へ!」に共感が広がっている。「1%の資本家のために99%の労働者人民は死ね」という労働法制改悪・総非正規職化に対して、動労総連合を先頭にストライキが打ち抜かれている。
 韓国では、財閥と結託して国家を私物化し、全労働者を非正規職化と貧困にたたき込む「労働改悪」を進めようとした大統領パククネを、民主労総を中心とするゼネスト―民衆総決起で打倒した。この闘いに続き、日本でも安倍の権力犯罪を断罪し打倒する闘いとして、7・10狭山闘争を打ち抜こう。そしてゼネスト―革命を実現しよう。
 第二に、7・10闘争を、権力犯罪弾劾の総決起の闘いとしてかちとろう。71年渋谷闘争を闘った星野文昭さんと同じく大坂さんは無実だ。大坂さんの45年間の不屈の闘いは国家権力を本質的に打倒している。2・2東京高裁行動には星野救援会が合流し、ともに闘った。この地平の上で、狭山闘争の勝利、星野さんと大坂さんの奪還へ闘おう。
 第三に、7・10狭山闘争で、東京高裁・植村稔裁判長に検察への全証拠開示命令と事実調べ・再審開始を迫ろう。石川さんが06年5月23日に東京高裁に第3次再審請求を申し立ててすでに11年、昨年8月に下山鑑定を提出して10カ月になる。検察は下山鑑定に反論を出していない、出せないのだ。「植村裁判長は直ちに下山鑑定の事実調べを行え!」と徹底追及しよう。
 全国水平同盟が5月に発行した狭山パンフレットを武器に、職場・地域に入って狭山闘争への決起を訴えよう。都議選決戦の地平を引き継ぎ、7・10闘争に総決起しよう。そして7月17日、大阪で開催される全国水平同盟第6回大会を成功させよう。

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東京高裁包囲デモ&要請行動
 7月10日(月)
  午前11時30分 日比谷公園霞門集合
  正午     東京高裁包囲デモ
  午後2時   東京高裁前街宣
  午後3時   東京高裁要請行動
 主催 全国水平同盟/部落解放東日本共闘会議

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