改憲阻止の大決戦に突入 共謀罪を粉砕し安倍を監獄へ 国鉄闘争と国際連帯の発展を 大坂・星野同志を奪還しよう

週刊『前進』04頁(2861号01面01)(2017/07/17)


改憲阻止の大決戦に突入
 共謀罪を粉砕し安倍を監獄へ 国鉄闘争と国際連帯の発展を
 大坂・星野同志を奪還しよう


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 北島邦彦候補を先頭に中核派として真っ向から登場して闘いぬいた東京都議選決戦は、労働者人民の安倍政権への積もりに積もった怒りを解き放つ巨大な突破口を開きました。この闘いは、7・1秋葉原での安倍徹底弾劾の大衆決起を生み出すとともに、自民党に大惨敗を強制する根底的な力となりました。この力をもって17〜18年、改憲阻止の大決戦に直ちに突入しよう。戦争・改憲攻撃に一切をかけて突進する安倍をゼネスト--革命で打ち倒そう。7〜8月を「安倍を監獄へ!」の熱い夏として闘おう。

「戦争か革命か」問う決戦

 「安倍を監獄へ!」は今や地の底から湧き上がる時代の声となりました。しかし安倍・自民党に鉄槌(てっつい)を下す闘いは始まったばかりです。
 追いつめられた安倍は都議選翌日、秋の臨時国会に改憲案を提出する方針は変わらないと明言しました。安倍は来年末の衆議院議員の任期切れを控え、「改憲勢力3分の2」が国会で維持されている間に改憲案を提出、発議にこぎつけ、その閉会後に衆院解散・総選挙と改憲国民投票を(場合によっては同時に)強行することを狙っています。
 改憲をめぐる決戦は完全に前倒しになりました。今秋からが大決戦です。安倍は労働者人民の怒りの爆発によって、まったく展望のない改憲決戦へと引きずり込まれているのです。
 安倍は今すぐ監獄に送らなければなりません。都議選で「自衛隊としてもお願いする」と自衛隊員の自民党への投票を強制する発言をした防衛相・稲田朋美は、都議選後もぶざまな破綻をくりかえし、その本性をあらわにしています。
 九州での豪雨被害で自衛隊が救助活動にあたっていた7月6日の昼、稲田は1時間以上防衛省を不在にしたことが問題になっています。九州豪雨の被害は、「地方消滅」の新自由主義がもたらした大災害です。稲田と安倍の本音は、戦争・改憲、大軍拡、軍隊と国家の私物化がすべてであり、自衛隊員も含めた人びとの生活や生命などどうなってもいいというものなのです。
 安倍は7月1日、秋葉原で「安倍やめろ」コールを浴び、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と憎しみもあらわに〈国内戦の言葉〉を吐きました。反動勢力はインターネットで「7・1は共謀罪だ。弾圧せよ!」とわめいています。階級対立は今や完全に非和解的に激化しています。
 7月11日に施行された共謀罪との攻防、連合を先兵とした「働き方改革」=労働法制大改悪との攻防、JRを先端とした全面的な分社化・外注化・転籍・非正規職化との大攻防は「戦争か革命か」をかけた2018年改憲決戦と完全に一体です。同時に行われる可能性もある衆院総選挙闘争も、重大な改憲決戦となります。革共同はすべての闘いを先頭で闘います。『前進』読者のすべてのみなさん、2018年改憲決戦に立ち上がりましょう!

デッチあげ弾圧うち破れ

 百パーセント無実であるにもかかわらず指名手配され、46年も闘い、今も「殺人罪」デッチあげの国家犯罪と完全黙秘・非転向で闘う大坂正明同志、獄中42年を不屈に闘いぬく星野文昭同志は、2018年改憲決戦の先頭に立つかけがえのない同志です。大坂同志・星野同志が体現する70年安保・沖縄闘争の地平で1千万人、とりわけ青年の怒りと結びつき、全人民の総決起で星野同志と大坂同志を取り戻しましょう。
 この「大坂同志とともに闘う」という決意と団結が今回の都議選闘争で巨大な力を発揮しました。誇りを持ち胸を張って「自分は中核派です」「大坂さんはかけがえのない同志です!」と生き生きと闘う労働者指導部が次々に生み出されています。
 大坂同志がデッチあげ起訴された6月28日、5人の弁護団が断固として立ち、「無罪を確信している」と記者会見で述べました。これから星野再審闘争と結合し、国家権力の犯罪を徹底的に暴く大裁判闘争が始まります。全港湾の日本海地方本部が星野奪還・全証拠開示の署名を5401筆集めて届けてくれました(『星野新聞』35号)。国家犯罪に怒る労働者階級、とりわけ青年を先頭に、デッチあげ粉砕、星野同志・大坂同志奪還の全人民的な一大運動を今こそ巻き起こしましょう。7月14〜15日の星野再審全国連絡会議総会の歴史的大成功は、その新たな出発点です。

JR分社化・転籍との闘い

 7月23日の東北と関西での革共同政治集会、7月30日に東京で開かれる国際連帯集会、さらに8・6広島―8・9長崎闘争、8・15改憲・戦争阻止集会と続く闘いは、世界革命に向けた新たな挑戦の開始です。7・30集会は、日韓労働者の連帯を軸に「新たなインターナショナル」の建設へ進む闘いです。国境を越えた労働者の国際的な団結こそが改憲と朝鮮戦争を阻む力です。
 6月30日に史上初の非正規職ゼネストを打ちぬいた韓国・民主労総に日本でもゼネストで応えましょう。動労東京八潮支部の闘い、都営交通民営化との闘い、都庁レストランふくしま解雇弾劾の闘いを、30年の国鉄闘争の地平で闘い、東京にゼネストの拠点を次々と打ち立てよう。
 JRは6月9日、これまでとは次元を異にする全面分社化・外注化を提案してきました。転籍と非正規職化の攻撃です。JRは鉄道の運行にすら責任を取らない、純粋に金もうけを目的とする「持ち株会社」になろうとしています。すでに崩壊している安全がさらに崩壊するのは不可避です。これと闘う動労千葉・動労水戸に続いて、動労総連合を全国につくっていきましょう。
 さらに全産別に民営化・外注化・非正規職化と絶対反対で闘う労働組合を建設しよう。一人の労働者・人民の職場・地域での決起が決定的です。『前進』の拡大を武器に拠点をつくり、連合支配を打ち破る闘いを推し進めよう。
 都議選における民進党の大敗北は連合の崩壊と分裂を加速します。連合は今や「残業代ゼロ」をも容認する安倍の「働き方改革」の先兵です。安倍・小池の「働き方改革」との闘いは改憲決戦とも一体で連合支配を打ち破り、ゼネストを引き寄せる闘いです。
 全国に婦人民主クラブ全国協議会を建設し、1917年ロシア革命のように女性労働者と家族がゼネスト―革命の最先頭に躍り出よう。女性労働者が先頭に立った都議選の地平をさらに発展させよう。
 最後に、すべての闘いの基礎は財政にあります。すべての読者のみなさんに夏期カンパ闘争への決起を訴えます。

夏期大カンパを

 今年の夏期カンパ闘争は第一に、星野同志・大坂同志奪還のための大カンパ闘争です。
 第二に、週2回『前進』発行を続けるためにもお金が必要です。定期購読の代金がその基礎となっています。購読とともにカンパの拠出をお願いします。
 第三に、安倍の改憲攻撃との闘いに絶対に勝利するためです。改憲国民投票と同時に行われる可能性もある衆院総選挙闘争を今から準備するために、ともに決起してください。
 第四に、どんな弾圧にも絶対に負けない非合法・非公然の労働者党を建設するために、大カンパ闘争を訴えます。大坂同志への46年の指名手配を打ち破ってきた労働者階級の闘いをさらに発展させ、戦前の日本共産党をのりこえましょう。
 この腐りきった社会を根底からひっくり返すために必要な準備をしていきましょう。中核派とともにプロレタリア革命を成し遂げましょう!

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「戦争・民営化」と闘う労働運動を甦らせよう!
国境を越えた団結で、「新しいインターナショナル」をつくろう!
 7・30国際連帯集会
 7月30日(日)午後1時30分
 大田区民センター・音楽ホール (東京都大田区新蒲田1―18―23)
 主催 国際連帯共同行動研究所設立準備委員会

革共同関西政治集会
 7月23日(日)
 12時開場 午後1時開会
 大阪市立中央会館(大阪市中央区島之内2―12―31)
 基調報告 夏美優一
 2018年決戦へ----戦争と改憲に革命を! 国鉄決戦の爆発でゼネストをたぐりよせよう

革共同東北政治集会
 7月23日(日)
 12時30分開場 午後1時開会
 エル・パーク仙台セミナーホール(仙台市青葉区一番町4―11―1、141ビル5階)
 基調報告 岡崎康史
 国際連帯とゼネストで安倍を監獄へ! 改憲を阻止し、革命に勝利しよう!

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