被爆者の怒りで安倍を倒せ 8・9ナガサキ闘争へ 改憲・戦争を必ず阻もう

週刊『前進』02頁(2862号02面01)(2017/07/20)


被爆者の怒りで安倍を倒せ
 8・9ナガサキ闘争へ
 改憲・戦争を必ず阻もう

(写真 安倍の長崎平和式典参加を弾劾した昨年の8・9デモ)

 今年の8・9長崎闘争は、安倍政権の戦争・改憲攻撃と真っ向から対決し、絶対に阻止する闘いとして行われます。全国からの結集をよろしくお願いします。

被爆者・労働者の怒り解き放とう

 改憲阻止の闘いは何よりも、被爆者の怒りと結びついて爆発しようとしています。長崎では今、広範な被爆者の怒りが燃え上がっています。7月7日に国連で核兵器禁止条約が採択されましたが、日本政府はこの条約交渉にすら参加していません。被爆国である日本が核兵器禁止条約への参加を拒否するという事態は、安倍政権が自ら核武装し、積極的に核戦争に参加していく意志を示しています。
 さらに長崎では今秋、北朝鮮がミサイルを撃ち込んだという「武力攻撃事態」を想定した日本初の訓練が行われようとしています。長崎は今、再び侵略戦争、核戦争の焦点になろうとしています。こうした安倍政権の戦争政治に対する長崎の被爆者の怒りが、労働者の怒りと一体となって爆発しようとしているのです。
 長崎は被爆地ですが、同時に軍事の街でもあります。佐世保基地には米軍と自衛隊の双方の基地があり、朝鮮半島をにらんでいます。また長崎には軍需企業である三菱重工が存在し、毎日イージス艦や魚雷などの武器、さらに原発をつくっています。外国人労働者も多く、戦争情勢の煮詰まりと兵器生産のフル稼働の中で、軍需産業労働者の決起も不可避の状況に入っていこうとしています。
 こうした被爆者、労働者の怒りは、安倍政権打倒、日本帝国主義打倒の号砲です。核も戦争もない社会は、資本主義社会を転覆する以外にありえません。被爆者の怒り、労働者階級の怒りを全面的に解き放ち、長崎から革命の火柱を上げるために闘いましょう。

フクシマと連帯し革命切り開く

 重要なことは、フクシマとの連帯です。2011年3月11日の福島第一原発事故は、「核と人類は共存できない」という真理を再度明らかにしました。人間が人間として生きていくためには、この階級社会を根底からひっくり返し、労働者階級が主人公の社会をつくりださなければならない。「被曝と帰還の強制反対」の闘い、動労水戸の常磐線全線開通反対の闘い、そして診療所建設や保養の運動は「人間的共同性の奪還」を求める闘いであり、革命を真っ向から提起する闘いそのものです。全国の原発再稼働を阻止する闘いも、この本質が貫かれた時にこそ勝利の展望があります。
 8・9長崎闘争は、フクシマと連帯して闘うことにより、全国の労働者との階級的団結をかちとり、共同性を奪還し、革命を切り開く闘いになろうとしているのです。

国際連帯の力で核と原発なくせ

 世界戦争の危機、日本帝国主義・安倍政権の危機の中で国際連帯も広がり、新たなインターナショナル建設の闘いが進んでいます。反戦・反核闘争の勝利、地球上にあるすべての核兵器と原発を廃棄する闘いは、労働者の国際連帯によってこそ勝利できます。
 韓国の民主労総を先頭とする労働者の闘い、台湾の労働者の闘いは原発政策をも中止に追い込み、その国の支配体制を激しくゆさぶっています。新たな朝鮮戦争切迫情勢の中で、全世界に革命の嵐が吹き荒れているのです。韓国では革命が始まっています。
 国鉄闘争を基軸に全国に労働組合をつくり、広範な労働者を組織し、そして全世界の労働者階級と結びつくことです。長崎闘争は国際連帯を貫いて闘います。
 今こそ、労働者民衆の団結で、国際連帯で、戦争と改憲を阻止し、すべての核と原発をなくそう! 8・9長崎闘争に全国からの結集を訴えます。
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