9・10星野徳島闘争へ① 獄中43年 今こそ解放を 全国総会リードした青年を先頭に

週刊『前進』04頁(2869号04面03)(2017/08/21)


9・10星野徳島闘争へ①
 獄中43年 今こそ解放を
 全国総会リードした青年を先頭に

(写真 昨年の9・4徳島刑務所包囲デモ)


 星野文昭同志は8月6日をもって、獄中43年目に入りました。現在71歳です。星野同志は1971年、米軍基地を存続させたペテン的な沖縄返還協定の批准を阻止するために、11・10沖縄ゼネストと連帯して11・14渋谷暴動闘争を闘い、殺人罪をデッチあげられ、無期刑を強いられています。無実の星野同志を今すぐ奪還しましょう。
 7月14〜15日、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は徳島市内で2017年全国総会を開催しました。そして、星野同志を改憲阻止決戦の真っただ中で奪還する、星野闘争の新たな段階を切り開きました。その高揚感の中で9・10徳島刑務所包囲デモをかつてない結集で打ちぬくことを全体で決意しました。再審連絡会議の呼びかけに応えて全力で結集しよう。

高松闘争に立とう

 総会では第一に、高松市の四国地方更生保護委員会との闘いに総力決起することが熱く確認されました。
 7月14日午前中、星野同志の家族3人と弁護団5人、共同代表の平良修さん・狩野満男さんが更生保護委員会への申し入れを行いました。保護委員は出てこず総務課長が対応しましたが、1時間にわたり星野同志の解放を熱烈に訴えました。無実の星野同志を30年間も徳島刑務所に投獄するなど断じて許せません。全員がこの理不尽、不正義、非人間性への怒りをほとばしらせて、星野同志を直ちに解放することを強く要求しました。
 家族や弁護団と一体となって全国で声を上げ、法務省・更生保護委員会を追い詰めていきましょう。

大坂裁判と一体で

 総会では第二に、大坂正明同志を奪還する闘いと星野闘争を一体で闘うことが圧倒的に確認されました。
 日帝国家権力は大坂同志に対して殺人罪をデッチあげ、46年間も指名手配し不当逮捕する弾圧を加えてきました。マスコミを使った一大キャンペーンで都議選決戦を破壊し、革共同を壊滅させようとしました。しかし、党と労働者階級の全力をあげた大反撃によって、権力の狙いは完全に反対物に転化しました。
 安倍政権による辺野古新基地建設強行に対する沖縄県民の怒りと反対闘争が爆発する中で、71年11・14渋谷暴動闘争の正義性があらためて鮮明になりました。また、46年にわたる指名手配攻撃と不屈に闘い、完全黙秘・非転向を貫く大坂同志の存在は、星野同志の存在とともに全人民の感動を呼び起こしています。
 星野同志の再審闘争を、17〜18年改憲阻止決戦への突入のもとで始まろうとしている大坂同志の裁判と一体で闘い、再審勝利を切り開きましょう。

ゼネストで闘おう

 総会では第三に、青年労働者と学生が星野闘争の主体として登場しました。
 総会の一環として開催された「星野・大坂・ハンサンギュン奪還青年集会」では、主催者あいさつで「今年二人を奪還しよう」「星野さん・大坂さんをゼネストで奪還しよう」と高らかに宣言されました。
 星野同志の奪還は労働者階級の団結の復権、すなわち階級的労働運動の前進の中にあります。ゼネストこそ星野同志奪還の力です。その道筋が動労総連合の全国での建設----国鉄決戦の勝利であり、それをリードする青年労働者が星野闘争の主体として登場したことは決定的です。
 朝鮮侵略戦争の超切迫、内乱的激突を不可避とする改憲阻止決戦への突入、1600万人の非正規労働者を解雇する18年問題は、連合支配の総崩壊情勢の中で17〜18年、ゼネスト情勢を飛躍的に促進させます。
 星野同志奪還へ、第5回徳島刑務所包囲デモに立ち上がろう。過去最高のデモで星野同志と合流し、日帝・法務省、徳島刑務所を追い詰めよう。

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9・10徳島刑務所包囲デモ
 9月10日(日)
 集会 午後1時30分開始
 鮎喰川春日橋たもと河川敷
 デモ 2時30分出発
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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