9・10星野徳島闘争へ③ 獄中から人間解放訴え 全力で星野さん取り戻そう

週刊『前進』04頁(2873号04面02)(2017/09/04)


9・10星野徳島闘争へ③
 獄中から人間解放訴え
 全力で星野さん取り戻そう

(写真 7月14日の徳島市内デモ)


 9・10徳島刑務所包囲デモが目前に迫りました。この闘争は、7月の全国総会と高松闘争が切り開いた新たな発展の第一歩として闘われます。星野文昭さんを取り戻す決定的な闘いであると同時に、今年から2018年に向けての改憲阻止決戦の歴史的な突破口を開く闘いとしてもあります。
 9・10闘争の大爆発で、改憲・戦争阻止、安倍政権打倒の展望を開き、11・5労働者集会・改憲阻止1万人行進へ進撃しよう。

勇気と希望の闘い

 星野さんはデッチあげで無期懲役とされ、43年の獄中闘争を強いられながら、労働者階級への無限の信頼をもって不屈に闘い抜いています。自身の解放にとどまらず人間解放を訴え、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現を呼びかけています。
 その姿は、非正規職とされ、人間としての尊厳を踏みにじられながら、必死に苦闘している労働者民衆に鮮烈な印象を与え、生きる勇気、希望となっています。全国で開かれる星野絵画展は、きわめて広範な出会いの場になっています。
 星野さんの絵と暁子さんの詩を涙を流しながら鑑賞し、「こんな人がいることを初めて知りました」「生きる力をもらいました」という人が、どの絵画展にもいます。

安倍政権を倒そう

 7月の東京都議選において、安倍・自民党は歴史的な惨敗を喫しました。森友学園・加計学園問題などパククネ政権をも上回る不正・腐敗が明らかになり、労働者民衆の怒りが爆発しました。それを最も鋭く表したのが「安倍を監獄へ」のスローガンです。
 しかし安倍政権は、改憲と戦争、労働法制改悪の攻撃をまったく後退させていません。それどころか、共謀罪を武器にして労働者、学生、民衆の闘いを圧殺し、戦争と改憲へ突進しようとしています。
 これに対し民進党は混迷を深め、連合は資本と権力の手先としての本質をさらけ出しています。労働者民衆は本当に闘う政党と勝利する方針を求めています。
 動労千葉、動労水戸を先頭とする階級的労働運動はその最先頭に立つものであり、11月1万人決起をもって、安倍政権打倒の巨大な展望を開こうとしています。今年から来年へ、改憲と戦争を阻止する大決戦に突入します。
 この爆発と勝利は、星野さん解放と一体です。大坂正明さんの逮捕・起訴との闘いは、1971年11月14日の渋谷闘争を、今日の情勢の中によみがえらせました。

国鉄決戦と一体で

 民主労総を先頭とするゼネスト・1千万人決起がパククネを打倒し監獄にたたき込みました。この闘いを今こそ日本においてやり抜こう。その中軸こそ国鉄決戦です。「第3の分割・民営化」攻撃を打ち破り、国際連帯とゼネストで安倍政権を倒そう。
 星野闘争と国鉄決戦はまさに一体です。新自由主義攻撃の核心は、労働者階級の団結を解体することにあります。星野さんは、動労千葉、動労水戸と固く団結して、それを最も根底的な地点において打ち破ってきたのです。
 星野闘争は、韓国の民主労総や拘束労働者後援会、アメリカのILWU(国際港湾倉庫労組)やUTLA(ロサンゼルス統一教組)、トルコのUID=DER(国際労働者連帯協会)と団結して、国際連帯を切り開いてきました。星野さんの闘いは、国境をこえた連帯をつくり出す大きな力になっています。国境や民族をこえた労働者階級の決起とひとつに、星野文昭さんを取り戻そう。
 8月26日から高松市で開かれていた絵画展は大成功しました。9月10日、徳島に総結集し、徳島刑務所包囲デモに立とう。
(おわり)

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9・10徳島刑務所包囲デモ
 9月10日(日)
 午後1時30分 集会開始(鮎喰川春日橋たもと河川敷)
 2時30分 デモ出発
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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