労働者の力で社会変えよう 国際連帯で11・6トランプ・安倍朝鮮戦争突入会談を打ち砕こう 改憲阻止・労働大改悪粉砕を

週刊『前進』04頁(2889号01面01)(2017/10/30)


労働者の力で社会変えよう
 国際連帯で11・6トランプ・安倍朝鮮戦争突入会談を打ち砕こう
 改憲阻止・労働大改悪粉砕を


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(写真 〝戦争阻止へ大ストライキを〟 斎藤いくま候補の革命の訴えが青年の心をつかんだ【10月21日 荻窪駅北口】)


 11・5全国労働者集会・改憲阻止1万人大行進まであと1週間となった。11・5はトランプ来日阻止・日米戦争会談粉砕の歴史的闘いの日だ。11月6日に米大統領トランプと安倍は、北朝鮮・キムジョンウン(金正恩)政権への先制核攻撃をも含む、朝鮮半島--東アジアでの戦争発動で合意しようとしている。米トランプの朝鮮戦争発動を世界で唯一、全面支持しているのが安倍だ。絶対に許さない。この核戦争発動を前に、口先の批判や「対話外交」の対置などまったく無力だ。斎藤いくま全学連委員長とともに「この国に革命を」と訴えて闘った衆院選の躍動をすべて、11・5日比谷野音での集会と銀座デモの大爆発へつなげよう。

ストとデモで戦争阻止を

 安倍もトランプも労働者階級の職場生産点からのストライキと民衆総決起・国際連帯のデモで倒すことができる。彼らは労働者の団結と行動に心底からおびえている。労働者をどこまでも分断し抑え続けなければ生き延びられない。昨年から今年にかけて、韓国で民主労総を先頭にしたゼネストと計1700万人のデモがパククネ政権を倒したこと、日韓をはじめ世界の労働者が連帯していることに大打撃を受けている。
 だからこそ安倍とトランプは排外主義と分断をあおっている。軍事費ひとつとってもアメリカの数百分の1でしかない北朝鮮の「脅威」を叫び、朝鮮半島の数千万人民を殺し尽くす兵器弾薬を装備した米軍が「演習」と称して戦争の実行段階に入っている。自衛隊もこれに加わっている。マスコミは一貫して米日政府による「北朝鮮の挑発への対処」を宣伝し、安倍は「北風」で選挙に勝ったと海外で報道されている。この戦争にひとかけらの正義もない。それどころか安倍は戦争によって改憲を強行し、延命しようとしている。
 日本の労働者の回答は一つだ。11・5日比谷に集まろう。アメリカ、韓国、ドイツから闘う労働者・労働組合、在日・滞日の外国人労働者、全国の闘う労働組合の仲間が集まる。国境を越えた労働者の団結とゼネストが戦争を止める。

「奴隷頭」=連合打ち倒せ

 11・5労働者集会・改憲阻止1万人大行進は、改憲と労働大改悪を狙う安倍と大資本を、闘う労働組合を先頭に徹底的に弾劾する行動だ。
 安倍と資本の攻撃を根幹で打ち破り、全国の労働者を激励しているのが、JRを戦場にした動労総連合の闘いだ。動労千葉は鉄道の検査修繕業務の外注化を10年以上遅らせ、外注先の非正規職労働者を組織し団結して闘っている。2013年4月施行の労働契約法5年ルールで450万人の労働者に「無期雇用への転換か大量解雇か」が迫る18年3月を前に、千葉鉄道サービス(CTS)の職場でこれを阻止している。
 動労水戸は被曝労働拒否をストライキで闘い、福島第一原発のすぐ脇を通るJR常磐線の全面開通攻撃に実力で反撃し、10月21日の富岡延伸強行を現地闘争でガタガタにしている。動労東京八潮支部は全組合員がスト行動に立ち、積もり積もった怒りを爆発させてJR資本をぐらぐらに揺さぶっている。11・5集会・デモの先頭に動労総連合が立っている。
 「働き方改革」とは何か。社会の土台であり社会そのものである労働の共同性を破壊し、労働の誇りと人間の尊厳を奪う攻撃だ。雇用や賃金のあり方全体を破壊して労働者全体を実質非正規職にして死ぬまで働かせる攻撃であり、年金も医療も介護も教育も破壊してむき出しの「金がすべて」の社会に変える攻撃だ。
 安倍の言う「戦後レジームからの脱却」「岩盤規制撤廃」の核心、改憲攻撃の核心は労働組合と戦後労働法制の解体だ。労働組合をつぶし労働者の諸権利を奪って何をするか。規制撤廃、国家戦略特区、教育改革などとして進めてきた結果が森友学園疑獄や加計学園疑獄ではないか。骨の髄まで腐っている。
 安倍と資本家は追いつめられている。彼らは労働者を見くびり、連合のような腐った労働団体幹部によって労働者の怒りを抑え込めると高をくくっていた。
 しかし7月に連合の神津里季生会長や逢見直人事務局長(当時。現会長代行)が安倍と手を組んで「残業代ゼロ法」を成立させようとしていたことに対して現場労働者の怒りが爆発し連合本部にデモがたたきつけられた。衆院選前夜には希望の党代表・小池百合子と民進党代表・前原誠司に連合会長・神津が加わった謀議で民進党は一気に崩壊したが、希望の党も瞬く間に大破産して連合は四分五裂、崩壊状態になった。
 この情勢を切り開いたのは、動労総連合を先頭に職場で「1人の仲間も見捨てない」と歯を食いしばって闘う労働組合だ。国鉄分割・民営化という大攻撃で総評を解体してつくった連合の産業報国会化の策動は、国鉄闘争を先頭とする現場労働者の闘いで粉砕されてきた。11・5日比谷に総結集し、連合本部を打倒して、安倍・資本と非和解で闘う階級的労働運動を力強くつくろう。

共に労働者の党つくろう

 11・5労働者集会・1万人大行進は新しい労働者の政党をつくるという衆院選で切り開いた地平をさらに前進させるための闘争だ。
 衆院選をめぐって起きたすべてが、資本主義・新自由主義には未来がないことを示している。「この国に必要なのは改革とか平和とかではなく、革命だ」と言い切って登場した斎藤いくま全学連委員長を先頭とする闘いは、これから起きる革命的大激動に唯一応えて青年・学生の心をつかむことができる。衆院選の12日間、東京・杉並でかちとった革命を支持する2931票の魂は、11・5に全国・全世界から結集する仲間に伝わり、さらに何千万、何億の労働者階級に広がる。
 選挙の時だけいい顔をする、これが全既成政党の手口であり本質だ。労働者は心から怒り、団結と行動を求めている。斎藤委員長は衆院選で「この社会を回してきた労働者の力でこの社会を変えよう。11月5日、日比谷野外音楽堂で国際的な集会を開きます。ゼネストをやりましょう。ともに闘う労働者の政党をつくりましょう」と訴えた。
 日韓米の労働者、世界の労働者人民はトランプと安倍を絶対許さない。11・5東京の闘いに注目している。11・5日比谷へ、組織し、組織し、闘おう!

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