闘いは進む 青年の職場から 1047名闘争と一体で解雇撤回貫く 国鉄 動労西日本・書記長 山田和広

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週刊『前進』04頁(2891号02面04)(2017/11/06)


闘いは進む 青年の職場から
 1047名闘争と一体で解雇撤回貫く
 国鉄 動労西日本・書記長 山田和広


 動労西日本として山田書記長解雇撤回闘争を開始して7年、JR西日本は契約社員を5年で雇い止め解雇し、青年労働者の使い捨てを繰り返している。10月23日には広島駅で25歳の契約社員が運賃を着服したとして懲戒解雇された。生きていけない低賃金しか払われない中で、JR西日本に対する青年の怒りの表れだ。第3の分割・民営化=全員非正規職化・解雇攻撃を激化させるJR西日本を絶対に許すことはできない。
 動労西日本から始まったJRの非正規職青年労働者の解雇撤回闘争は、動労神奈川、動労総連合・新潟へと続き動労総連合青年部の闘いの中心となっている。青年の未来をつかむ闘いであり、国鉄1047名解雇撤回闘争を引き継ぐ闘いである。
 大阪府のJR片町線四条畷(しじょうなわて)駅では、青年の中西剛副委員長が尼崎事故による労災を絶対に許さず職場で闘い続けJR西日本を追いつめている。職場の内と外が一体となった解雇撤回を貫く団結は、JR資本を揺るがし力関係を変えつつある。さらに青年労働者の決起をつくり出し解雇撤回をかちとる決意だ。
●無賃労働を許さない闘い
 動労西日本の拠点職場の一つである山陽本線の五日市駅(広島県)では、今年5月から大江照己委員長が先頭に立ち、午前5時の始業時間の前のサービス(無賃)労働撤廃の順法闘争を続けている。駅で働く青年だけでなく利用客、通行人、売店や売店に商品を搬入するトラック労働者からも共感をかちとり、JR関連労働者と地域丸ごとの闘いへと発展している。
 JR西日本は団体交渉で、午前5時以降と定めた作業ダイヤにそって開業準備を行うよう現場に指示すると言ったにもかかわらず、現場にはまったく指示がなされず、うやむやにされている。さらに、実際に労働者が何時から開業準備をしているかのデータを開示せず、サービス労働の実態を隠ぺいし続けている。
 サービス労働撤廃は、労働者階級全体とりわけ青年労働者にとって普遍的な課題だ。働き方改革の名で、鉄道の乗務員までも個人事業主にされようとしている。8時間労働制の解体が焦点になっている中で、動労西日本が先頭で闘いサービス労働撤廃をかちとろうとしている。
●ゼネストをともにつくろう
 連合本部による労働者の支配は崩壊している。国鉄分割・民営化から30年、闘い続けてきた動労総連合が労働者を獲得し、労働運動の主流派になる時だ。改憲阻止! 戦争絶対反対! JR資本と日帝を串刺しにするゼネストを!

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