冬期大カンパを訴えます 戦争・改憲阻止の階級決戦へ 今こそ労働者党を建設しよう

週刊『前進』04頁(2893号03面01)(2017/11/13)


冬期大カンパを訴えます
 戦争・改憲阻止の階級決戦へ
 今こそ労働者党を建設しよう

青年・学生と共に

 すべての同志の皆さん! すべての『前進』読者の皆さん!
 日米帝国主義による朝鮮侵略戦争の切迫に対し、日韓米労働者階級の国際連帯とゼネストでプロレタリア世界革命を切り開く世界単一の労働者党を建設するために、冬期大カンパを訴えます。
 私たちは衆議院選挙において全学連の斎藤郁真委員長を押し立て、「この国に革命を」を掲げて2931票をかちとりました。また11月5日には、11・6トランプ・安倍戦争会談と対決する全国労働者集会と改憲阻止デモを4800人で打ち抜きました。
 朝鮮侵略戦争阻止を貫く労働者党の建設をかけた労働者階級人民の新たな決起が始まりました。50年を超える革命的共産主義運動の歴史の上に、戦争・改憲をめぐる2017〜18年決戦の激突の中から青年を先頭に革命的労働者党の建設をともにかちとりましょう。

連合の支配が崩壊

 戦争・改憲をめぐる決戦のただ中で、国鉄分割・民営化以来30年続いた連合の労働者支配がついに崩壊しました。
 安倍政権の衆議院解散・総選挙は、トランプによる朝鮮戦争政策のエスカレーションを前に参戦と改憲を強行し、7月都議選惨敗によって突き出された労働者支配の危機を反革命的に突破するために仕掛けた階級戦争でした。
 また、小池・希望の党の登場は、9条改憲に加えて戦後自治体制度の破壊を掲げ、同時に、民進党を解体することで安倍の改憲策動を右から突破するために仕掛けた、労働者階級に対する階級戦争でした。
 しかし、自民党・安倍政権、希望の党・小池のもくろみは、労働者階級の怒りの前に完全に破綻しました。民進党の空中分解によって連合は衆院選の統一方針を打ち出せず、基本路線である制度政策要求路線は完全に破産しました。
 自民党・公明党は権力党派に絶対的に有利な小選挙区制をもって衆議院の3分の2議席を確保しましたが、小選挙区の全有権者に占める得票率はわずか25%に過ぎません。UAゼンセンを先頭に連合をとおして労働組合を丸ごと改憲勢力へと組織するという改憲構想が完全に破産する中で、安倍は戦争・改憲を強行する以外になくなりました。
 日本労働者階級は、ついに連合の抑圧と制動を打ち破り、戦争・改憲をめぐる自民党・安倍政権・資本家階級との階級決戦を切り開く展望をこじ開けたのです。連合崩壊情勢を規定している最大の要因は戦争・改憲への労働者階級の怒りであり、30年にわたって国鉄分割・民営化に反対し、連合・JR総連と闘い続けてきた動労総連合の存在です。
 動労総連合を先頭とする階級的労働運動派が1千万労働者階級人民と結合し、国際連帯とゼネストを組織する労働者党と階級的労働運動の拠点建設に突き進む絶好のチャンスをたぐり寄せたのです。その先頭に青年・学生が立っています。ぜひとも、決意をこめて思い切ったカンパを寄せてください。

ゼネストで倒そう

 トランプの朝鮮戦争政策も、安倍の戦争参戦・改憲政策も、すべて自国帝国主義(自国資本家階級)の利益と延命のためのものです。何より、日米帝の朝鮮戦争とアジア市場の再分割をめぐる対立が世界戦争にむけた最大の火点です。
 米帝トランプの来日を突破口とするアジア歴訪の目的は、朝鮮戦争態勢に各国を動員すると同時に、東南アジアの市場争奪戦・再分割戦に暴力的に突入することにあります。これに対し日帝・安倍政権は米帝トランプが狙う朝鮮戦争への参戦を決断し、改憲を強行し、軍事的な市場争奪戦に突き進もうとしています。
 鉄道など、東南アジアのインフラ設備をめぐる日米欧各国帝国主義の延命をかけた争奪戦は熾烈(しれつ)をきわめています。そこに中国スターリン主義が一帯一路政策の成否をかけて突入しているのです。
 日韓米労働者階級の国際連帯とゼネストで戦争に突き進む自国政府を打倒する闘いこそが、朝鮮戦争―世界戦争を阻止する道です。北朝鮮スターリン主義の対抗的核武装政策は、トランプの戦争を阻止するどころか労働者階級の国際連帯を破壊し、日米帝の戦争政策を促進するものにしかなりません。
 また、野党共闘が掲げる共同綱領は、自衛戦争の名のもとに自国帝国主義の戦争を容認し、個別的自衛権で戦争はできるとするものであり、労働者を帝国主義戦争に動員していくものでしかありません。
 今こそ、反帝国主義・反スターリン主義世界革命綱領の旗のもと、世界単一の労働者党建設を労働者階級の共同の事業としてかちとろう! 革共同への絶大なカンパをよろしくお願いいたします。

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