11・26星野全国集会へ 無実の星野さん、大坂さん釈放を

週刊『前進』04頁(2893号04面03)(2017/11/13)


11・26星野全国集会へ
 無実の星野さん、大坂さん釈放を


 11・5全国労働者集会―改憲阻止1万人大行進は、全国で吹き荒れた事前弾圧と真っ向から闘って粉砕し、安倍・トランプの戦争会談を直撃する歴史的な大行動として打ちぬかれた。この地平の上で「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は「星野さん大坂さんを今すぐ返せ11・26全国集会」を開催する。戦争と革命の時代の激動の中、全力で結集し、今こそ星野さんを取り戻そう。

即時釈放へ更生保護委闘争に立つ

 1971年11・14沖縄闘争を最先頭で闘った星野文昭さんは、機動隊員死亡の「実行犯」にでっち上げられ、無期懲役を科せられた。43年にも及ぶ投獄を強制されながら、労働者階級の団結と「人間が人間らしく生きられる社会」を求めて不屈に闘いぬいている。
 星野さんは無実だ。星野再審連絡会議は今年、再審闘争と一体で、星野さんの即時解放を求めて四国地方更生保護委員会に対する闘争に立ち上がった。星野さんが下獄して30年が経過したことから、更生保護委員会は星野さんの解放を審理せざるをえなくなっているのだ。
 星野暁子さんをはじめ家族、再審弁護団、星野再審連絡会議の共同代表、香川・取り戻す会は、無実の星野さんを30年間も刑務所で服役させている国家権力への怒りをたぎらせ、7月14日、9月11日、10月17日と3回の申し入れ行動に立った。
 星野さんの解放を求める282人の「要望書」も提出された。熱心に闘う救援会が全国に33あり、全国各所で開催された星野さんの「絵画展」で、多くの労働者民衆が「無実の星野さんを今すぐ解放しろ」という声をドシドシ寄せていることを熱烈に突き付けた。これは無期懲役刑の終身刑化を許さない闘いでもある。受刑者の人間的尊厳や生きる権利を奪い返す闘いだ。
 11月30日には4回目の申し入れが行われる。全国集会を大成功させることで要望書をさらに集め、星野さんの奪還を実現しよう。

星野さん、大坂さん奪還を一体で

 5月18日、不当逮捕された大坂正明さんは、星野さんとともに沖縄闘争を闘い、46年のでっち上げ指名手配を打ち破ってきた。この偉大な勝利の上で、完全黙秘・非転向を貫いて、国家権力の攻撃を完全に粉砕した。同時に、70年安保・沖縄闘争を、戦争と革命の時代に生き生きとよみがえらせた。2人の闘いは労働者階級人民に革命の展望を指し示している。
 大坂さんへの殺人罪でっち上げの「証拠」は、星野さんとまったく同じで物的証拠は何ひとつない。拷問的取り調べでねつ造されたデモ参加学生の「供述調書」だけだ。星野再審闘争と大坂裁判闘争を合流させた力で、国家権力によるでっち上げの全貌(ぜんぼう)を暴き、2人の無実を完全に明らかにしよう。
 大坂さんの裁判は裁判員裁判粉砕の闘いでもある。被告人の闘う権利を奪い、「簡易・迅速・厳罰」裁判への転換を狙って強行されている裁判員裁判を、闘う弁護士と一体となって粉砕しよう。

治安弾圧粉砕し、取り戻すのは今

 戦争と改憲に突き進む安倍政権は、労働者人民の怒りが爆発することを恐れ、治安弾圧を激化させている。10月25日に九州で3人逮捕、東海で1人逮捕、31日には京都大学で2人の学生を逮捕した。さらに不当な家宅捜索が多数カ所で強行された。いずれも学生運動を圧殺し、労働者階級の団結を破壊するためのでっち上げ逮捕であり、共謀罪弾圧そのものだ。怒りをたぎらせ、直ちに全員を奪還しよう。完全黙秘・非転向を貫き、階級的団結の力で闘えば勝利できる。
 治安弾圧との攻防と星野奪還闘争は完全に一体だ。星野さんの闘いが国家権力の攻撃を根底で打ち破っている。それが土台となって、労働者階級の不屈さと勝利への確信はますます強固になり、階級的労働運動を前進させ、ゼネスト―革命をたぐり寄せている。
 11月26日、全国から東京・星陵会館に集まり、「星野さん、大坂さんを返せ」と高らかに声を上げて都心デモに出よう。

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星野さん 大坂さんを今すぐ返せ
11・26星野全国集会
 11月26日(日)正午開場/12時30分開会
  集会後、都心デモ
 星陵会館(東京都千代田区永田町2―16―2、東京メトロ永田町駅6番出口から徒歩3分)
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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