闘いは進む 青年の職場から 「解雇撤回まで闘う」と訪韓闘争で決意 国鉄 動労神奈川書記長 時廣慎一

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週刊『前進』04頁(2901号02面04)(2017/12/11)


闘いは進む 青年の職場から
 「解雇撤回まで闘う」と訪韓闘争で決意
 国鉄 動労神奈川書記長 時廣慎一

(写真 解雇撤回を闘う韓国労働者と)


●韓国で道路を占拠しデモ
 11月11日から14日まで、動労千葉訪韓団の一員として韓国を訪問し、韓国・民主労総の仲間と団結して闘ってきた。10月初めの動労水戸のバーベキュー大会に参加し訪韓闘争を勧められ、初めての韓国で不安もあったが自分の知らない世界を体験し、行ってよかった。
 韓国の闘いは、民主労総大会の前夜祭のショベルカーの登場や大集会、そして数万人の労働者が警察を寄せつけず広い道路を占拠したデモと、圧倒的な団結を感じた。自分たちもこんな闘いができると思った。動労総連合で鉄道労組を訪問し団結を深めてきた。自分と同じ韓国の清掃労働者は民主労総を牽引(けんいん)してがんばって闘っている。動労神奈川も自分たち清掃労働者が牽引している。清掃は誇り高い仕事だ。
 自分は清掃の仕事に誇りをもっている。しかし、JRは「掃除は下」と位置づけている。正規・非正規や職種で労働者を分断する会社の攻撃だ。だけど清掃労働者がストライキをやったら列車は止まる。ストライキで職場を俺たち労働者の手に取り戻す。
 訪韓闘争で同じ非正規労働者の籠城(ろうじょう)闘争現場を訪問し、組合機関紙「動労神奈川」を渡したら、「解雇撤回まであきらめないぞ」と書かれたユニホームをもらった。自分も絶対あきらめず解雇撤回をかちとる。大事にして闘いの現場に着ていきたい。それでさらに韓国の仲間との団結が深まる。
●JRと小田急で同時スト
 現在、解雇撤回と非正規職撤廃で労働委員会闘争をやっている。団交で会社は「時廣君の意思を尊重する」と言いながら解雇は撤回しない。怒りでいっぱいだ。
 解雇されるまでは月に8回も10回も24時間の泊まり勤務をやって、手取りは13万円だった。同じような目にあっている多くの青年のためにも絶対に解雇を撤回させて職場に戻る。非正規職は絶対になくす。自分の問題はみんなの問題、みんなの問題は自分の問題というのを多くの労働者に知ってもらいたくて闘っている。この世の中を変えよう!
 2015年12月に環境アクセス(JR)、今年9月に箱根登山トータルサービス(小田急)を解雇になって、現在二つの解雇撤回闘争を一つの解雇撤回闘争として闘っている。JRと小田急、二つの解雇撤回闘争は大変だけど、闘いが多いほど革命に近づくと思っている。9月11日、桑原副委員長と団結して、彼がJRで自分が小田急で同時ストをやった。動労総連合の青年をはじめ多くの仲間がかけつけてくれた。それで団結がさらに強まった。
 「生きていける賃金よこせ」と1人で言ってもだめだけど、みんなで言うのが労働組合だ。労働者が団結して闘えば資本家を倒すことができる。仲間が集まれば解決できるというのが動労総連合! 悩むんだったら動労総連合に来いよ、と伝えたい。団結ガンバロー!

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