愛媛・松山 伊方原発廃炉へ集会 県職労が呼びかけて

週刊『前進』04頁(2909号03面02)(2018/01/22)


愛媛・松山
 伊方原発廃炉へ集会
 県職労が呼びかけて

(写真 愛媛県職労の宇都宮委員長が「県民の生活と生命を守ることが県職員の使命」と訴え【1月13日 松山市】)

 1月13日、愛媛県職員労働組合が呼びかける「住民も労働者も被ばくしてはいけない 伊方原発再稼働阻止 このまま廃炉に」集会と松山市内デモが行われ、80人が参加しました。
 昨年12月13日に広島高裁が伊方原発3号機の運転差し止めを命じる仮処分を決定して以来、市内デモは初めてです。私たちの闘いは、1月22日予定だった伊方原発再稼働を現実に止めるまで追い込んでいます。
 最初に愛媛県職労の宇都宮理委員長が、12・13決定とこの間の取り組みについて報告し、「労働者・住民の立場で原発に反対する。私たちの組合は、戦争を二度としないためにつくられた組合です。原発反対に取り組めない時期もありましたが、フクシマの後は絶対に許されない。戦争反対、核兵器反対、原発反対の労働組合を青年労働者に引き継いでいきます。県民の生活と生命を守ることが県職員の使命です」と、力強く決意を述べました。
 伊方原発を止める会、愛媛県平和運動センターからの発言を受け、京都府職労舞鶴支部の長岡達也支部長が特別アピールをしました。地元の高浜原発、大飯原発を止める決意と「愛媛と舞鶴は労働組合として主催して原発反対を呼びかけている。先頭に立って、団結を崩さず絶対反対で闘おう」と訴えました。
 その後参加者からのフリートークで、原発さよなら四国ネットワーク、NAZENヒロシマと広島市の非正規労働者などから発言を受けました。自治労倉敷、徳島医療福祉労組も参加し、県内の労組、団体、愛媛県庁前金曜行動参加者なども集まりました。そして12・13決定も力にして、全原発の廃炉をかちとる決意を固めました。
 デモは、「住民も労働者も被ばくしてはいけない」「伊方原発このまま廃炉!」の横断幕とメッセージボードを先頭に、松山市の繁華街を通りアピールしました。県職労、舞鶴支部を先頭とした闘う団結が強くなりました。この力で全原発廃炉へ!という実感と決意を固めた行動でした。
(NAZEN愛媛事務局・平野明人)

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