3・11郡山へ労組大結集を 朝鮮核戦争へ突き進むトランプと安倍を国際連帯闘争で打倒しよう 春闘で「働き方改革」一括法案粉砕を

週刊『前進』04頁(2917号01面01)(2018/02/19)


3・11郡山へ労組大結集を
 朝鮮核戦争へ突き進むトランプと安倍を国際連帯闘争で打倒しよう
 春闘で「働き方改革」一括法案粉砕を


クリックでふりがな付PDFをダウンロード


 『前進』読者のみなさん! 2月2日に米トランプ政権が発表した「核戦略の見直し」(NPR)は、核先制攻撃と無制限の全面的核戦争の宣言です。日本の安倍政権はただちにこれを「高く評価する」と賛美しました。絶対に許せません。トランプと安倍を打倒する闘いに人類全体の存亡がかかっています。3・11反原発福島行動は核・原発への根底的な怒りを一つにし、朝鮮核戦争を阻止する歴史的な決戦です。そして3月25日の「9条改憲発議絶対反対! 朝鮮戦争止めよう! 3・25大行進inHIBIYA」は、この日行われる自民党大会を直撃する唯一の行動です。全国から結集し、怒りの声をたたきつけましょう!

労働運動再生へ5大方針

 マスコミが平昌(ピョンチャン)オリンピックを舞台に米日や北朝鮮の「戦争外交」を報道する一方で、韓国では民主労総80万組合員を先頭とする民衆の闘いが「ろうそく革命から職場革命へ」「200万人の組織化とゼネストへ」と不屈に闘われています。労働者人民による革命が生き生きと進んでいることに、トランプと安倍はとことん追いつめられているのです。
 この韓国民衆の闘いと連帯して、11日に開催された「国鉄分割・民営化による不当解雇から31年 2・11国鉄集会」では、労働運動が力を取り戻すための鮮明な方針が国鉄闘争全国運動と動労千葉から提起され、集会を通して打ち立てられました。①「動労総連合1047協議会」と弁護団を先頭に、国鉄1047名解雇撤回闘争が新たな闘いへと踏み出しました。②「選択と集中」と称したローカル線切り捨てへの地域の怒りの総反乱が千葉や北海道・九州をはじめ全国で開始されています。③3月末の大量雇い止め攻撃との闘いを切っ先とする「働き方改革」との闘いも開始されています。④動労水戸を先頭とする被曝労働拒否闘争と常磐線全線開通反対の闘いが3・11に向かって前進しています。⑤裁判闘争を含め、動労総連合が闘いぬいてきた外注化・民営化阻止闘争は、新自由主義に立ち向かい、労働組合が力を取り戻す闘いです。
 トランプ・安倍が改憲と核戦争に突き進む今の時代だからこそ、この「五つの柱」を貫いた労働組合を全国に打ち立てることが求められています。連合・全労連の労働者支配を今こそ打ち破るときです。
 30年を超えて「国鉄分割・民営化反対! 不当解雇撤回!」を貫いてきたからこそ、国鉄闘争と動労総連合には政治党派や上部団体の違いも超えた巨大な信頼が寄せられてきています。この信頼と団結は決してカネで買えるようなものではありません。また人々が歴史や世代を超えて抱き続けてきた「戦争を絶対に許さない」「仲間を絶対に見捨てない」といった、どんな困難や弾圧があっても貫きたい人間的な熱い思いを引き出すことのできる、本当にかけがえのない宝が国鉄闘争です。職場・地域で闘いを貫き、今この『前進』を読んでいるみなさんに訴えます。私たち自身がもう一歩前に出て、職場や地域で隣の人、とりわけ青年労働者・学生に声をかけ、論議をまき起こしましょう。一人ひとりと真剣に向き合い、自分たち自身の運動と組織をその中からつくり上げましょう。

労働者は国境越え団結を

 韓国・鉄道労組ソウル地方本部のパクソンス本部長は、2・11国鉄集会に寄せたメッセージで次のように語りました。
 「大部分の国鉄労働者が現実を受け入れたり、あきらめたり、絶望している時、同志たちが叫ぶ声がなかったなら日本ではもう『解雇撤回、地方路線廃止反対、民営化反対』の声を聞くことが困難でしょう」「(みなさんの)主張......は絶対的に正しい良心の声......弱体化した日本の労働運動をよみがえらせることができる正しい路線であり、今はたとえ少数であってもついには日本の鉄道を、そして日本の労働運動を動かすことができる雷のような叫びだと考えます」
 鉄道労組は、前大統領パククネを打倒し、監獄にぶち込んだ昨年の「ろうそく革命」の先頭に立った労働組合です。何度も鉄道ゼネストを打ちぬき、ついに98人の被解雇者の解雇撤回と復職を会社に約束させました。同じく韓国から、旭硝子非正規職支会の仲間が解雇撤回をかちとるために、この2月から3月にかけて2週間以上にわたる日本遠征闘争にやってきます。労働者は国境を越えて一つであり、同じ現実に直面し、闘っています。闘いを通して国際連帯をつくりあげ、今こそ労働者が人間らしく生きられない世の中を変えるときです。
 さらに民主労総は3月24日に労働者大会を行うことを決定しています。3・25日比谷大行進は、戦争・改憲を阻止する国際連帯の闘いです。

ストで労働者の力示そう

 福島原発事故から7年を迎える今年の3・11は、原発の再稼働と輸出、そして核武装化に突き進む安倍政権との全面対決です。そうした中で、福島大名誉教授の清水修二らは、福島第一原発からわずか15㌔の楢葉町で「福島はもう安全」とキャンペーンするための「県民大集会」を3月17日にやろうとしています。被曝・帰還の強制と闘う避難者や住民の思いを踏みにじり、安倍政権の核・原発政策の先兵へと労働組合を仕立て上げようとする集会です。絶対に許せません。
 被曝労働拒否・常磐線全線開通阻止を闘う動労水戸を先頭に、核・原発と被曝・帰還の強制を許さない3・11反原発福島行動18を成功させましょう。
 安倍は「戦後70年の歴史の中でも最大の転換」と言って「働き方改革関連8法案」を一括で成立させようとしています。労働基準法は70年前、敗戦直後の労働者民衆の闘いによって資本家階級に実力で強制した法律です。そこで書かれている一切の権利を奪い、「雇用によらない働き方」などと言って一人ひとりの労働者を「個人事業主」に分断して労働組合というあり方そのものを破壊し、すべての労働者を非正規職にたたきこもうというのが安倍の「働き方改革」です。絶対に粉砕しましょう。
 改定労働契約法により、5年間働いた有期雇用労働者に無期雇用への転換権が発生する4月1日を前に、労働者を一斉に雇い止めにする攻撃が襲いかかっています。これに対し、動労千葉はJRの子会社であるCTS(千葉鉄道サービス)の非正規職労働者について「5年間働き、希望した労働者すべてを無期雇用にせよ」と要求する闘いを、所属組合を越えて闘っています。大量解雇を阻止し人間らしく生きられる大幅賃上げの獲得へ、労働組合に結集して共に闘いましょう。
 さらに動労千葉は、3月ダイヤ改定をめぐりストライキを構えています。職場と社会を動かしているのは社長や政治家ではなく、私たち労働者です。18春闘ストライキに胸を張って突入し、そのことを見せつけてやりましょう。最大の決戦場である首都・東京の築地市場廃止絶対反対、都庁ふくしま署名解雇との闘争、東京都丸ごと民営化との闘いを先頭に闘いましょう。
 国鉄闘争と並んで、人々の信頼と誇りを集めているのが星野文昭さんと大坂正明さんの闘いです。1971年の沖縄返還協定批准阻止闘争に決起し、「殺人罪」にでっち上げられた星野さんは、不当逮捕から43年間、獄中で非転向を貫き断固として無実を訴え闘い抜いています。同じく大坂さんは46年もの指名手配攻撃を打ち破り、不屈・非妥協を貫いています。無実の星野さん、大坂さんを絶対に取り戻しましょう!

------------------------------------------------------------
福島から改憲・戦争をとめよう 原発・オリンピックを打ち砕こう
3・11反原発福島行動'18
 3月11日(日)午後1時 開会
 郡山市民文化センター 大ホール
 ※3時から郡山駅前までデモ
 主催/3・11反原発福島行動実行委員会

このエントリーをはてなブックマークに追加