星野さん解放へ正念場 高松・更生保護委、国会議員の要望書提出

週刊『前進』04頁(2925号04面03)(2018/03/19)


星野さん解放へ正念場
 高松・更生保護委、国会議員の要望書提出


 3月6日、星野暁子さん、星野文昭さんの従兄の誉夫さん、再審弁護団、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の戸村裕実さん、香川・星野さんを取り戻す会ら10人が、高松市の四国地方更生保護委員会へ星野文昭さんを解放するよう申し入れました。この行動は昨年7月から積み重ねられ、今回で6回目です。(写真)
 これに先立つ2月28日、更生保護委事務局の保護観察官が星野さんに面会に来ました。ついに更生保護委が動き始めました。星野さんの不屈の闘いを土台に、星野さんの解放のために全力で闘い続けたことで、星野さんを奪還する情勢が確実に切り開かれています。
 最初に弁護団が「法務省通達は『仮釈放審理の運用の透明性を向上させる』とある。星野さんの審理の現状を明らかにしてほしい」と問いましたが、「個別案件には応えられません」と応じませんでした。
 さらに、暁子さん、誉夫さん、戸村さんが真剣に星野さんの解放を訴えました。香川の会は5月の絵画展で星野さんの絵を見てほしいと要請。最後に6月3日に高松市内で1千人集会とパレードを行うことを告知しました。
 この日、全国の支援者から寄せられた多くの「申入書」と星野さん解放を求める783人分(累計1944人)の要望書を提出しました。この中には国会議員の糸数慶子氏、照屋寛徳氏、堀越啓仁氏、元参議院副議長の角田義一氏、多くの地方議員、法学者、大学教授、弁護士、画家、ジャーナリスト、労働組合役員が含まれています。
 今、要望書がすごい勢いで拡大しています。全国で国会議員への要請が始まり、力強い反応が返ってきています。静岡県富士市の絵画展では要望書130人分が集まりました。群馬県高崎市内で行われた反原発集会では短時間で100人が協力してくれました。要望書を集めた女性は「41人に声をかけて39人からいただいた。書いている方のそばに次々と寄ってこられます」と言っていました。青森では絵画展で知り合った高齢者が周りの人に働きかけて89人分の要望書を集めてくれました。
 国家権力の弾圧と43年も獄中で闘う星野さんを今すぐ解放しろという声が、民衆の良心の声となり安倍政権への怒りとなって大きく広がっています。星野さんを奪還する闘いはまさに正念場、最大の山場に入りました。星野さん、暁子さんと団結して全力で闘い、必ず星野さんを取り戻そう。
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