団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2925号04面04)(2018/03/19)


団結ひろば 投稿コーナー

評価制度反対闘争の報告会
 徳島医療福祉労組 原 祥吾

 徳島医療福祉労組は2月下旬に「昭誠館県労委闘争報告集会」を行いました。
 この集会の目的は、徳島医療福祉労組を結成して以降の10年間の闘いと、昭誠館分会を結成して以来約3年間の闘いが切り開いてきた地平を明確にすることでした。そして、2018年の改憲と戦争の時代に立ち向かい、組織拡大へ進むことでした。
 集会には徳島医療福祉労組の組合員の他、徳島の星野救援会の仲間も参加してくれました。
 討論の中で星野救援会の仲間から、かつて県労委闘争を闘った自分自身の闘争の経験が話されました。それを聞いた参加者から、口々に「国鉄分割・民営化の時の人材活用センターと同じだ」という意見が出されました。
 この討論をとおして、国鉄闘争が分割・民営化以降も30年以上にわたって闘われてきたことが、国鉄労働者と職場や産別は違っても、資本や国家権力と闘っていた無数の労働者を鼓舞激励し、団結を育んでいたということがわかりました。
 星野文昭さんの獄中43年の闘いも、国鉄闘争の中に流れる血液のように一体で存在していました。そして、それら全ての闘いと団結して、改憲・天皇代替わり、オリンピックを迎え撃つ団結をつくっているのが、徳島医療福祉労組であり昭誠館分会です。
 全国の仲間の皆さん、たくさんの応援メッセージとカンパをありがとうございました。勝利まで闘い続けます。国鉄闘争勝利とともに、6・3高松大闘争で星野さんを奪還しましょう。

常磐線柏駅で開通反対署名
 千葉労組交流センター 綿貫 透

 3月2日、常磐線の柏駅で「被曝と帰還を強制する常磐線の全線開通反対」の街頭署名取りを行いました。今回は7年めを迎える福島原発事故を弾劾するとともに、常盤線沿線で行われる一斉署名行動と連帯して行いました。
 初めての署名を街頭で呼びかけたので、どんな反応が返ってくるかとても心配でした。しかし、始めてみると、「常磐線の全線開通反対」と大書きされたメッセージボードを道行く人がとても注目していました。そして相手方から署名を求めてきたり、署名はしないもののビラを読ませてくださいという人が何人も出てきました。
 ある人とは、署名しながら「趣旨はよくわかる。けれどすでに帰還した人にとっては不便だよね」という話から、「収束していない原発のすぐそばに帰還しても、就業も健康も政府はなんの保証もしないのだから、帰還に反対することは住民や労働者の命を守る闘いなのだ」と、お互いに納得しました。丁寧に話せば多くの人から共感を得られるでしょう。考えさせられました。
 千葉・東葛地区はいまだ高線量の「ホットスポット」が随所にあります。自治体労働者が働く現業職場のすぐそばに、行き場のない焼却灰や下水汚泥が処理されずに残って山積みされています。被曝労働の問題と原発に反対することは自分たちの課題でもあります。
 3月25日は「改憲・戦争阻止大行進」(午後1時・日比谷野音)へ労働組合を旗印にみんなで集まろう。

新しい読者迎え『前進』学習
 広島 山木智子

 週1回『前進』の読み合わせをしています。今回新しい読者を迎えて勉強しました。
 私が社会運動を行うようになったきっかけは福島の原発事故です。我が家では「もう日本には住めない。子どもたちだけでも脱出させよう」とまで考えました。インターネットの情報とテレビの情報の違い。何が本当なのかといつも怒っていました。そんな時、婦民新聞を読む機会に恵まれ、また、もっと深く広く日本・世界の確かな情勢が書いてある『前進』を読むようになりました。声をあげて行動に出なくてはと思えるようになり、今では集会・デモにできる限り参加しています。
 また『前進』の内容は私の住む小さな町にもつながっていることが良く分かりました。地方切り捨て、町まるごと民営化、空は米軍の戦闘機の訓練場。
 「団結」「許すな」「絶対反対」など言葉がきついと嫌がる人がいると聞きましたが、気持ちを一言で表せる言葉はほかにないでしょう。『前進』を読んでいけば普通になります。
 朝鮮戦争切迫の中、世界の労働者と連帯して団結して闘えば絶対に止められると思えるようになりました。また、資本家と労働者とを分けて考えられるようになりました。安倍がやろうとしていることは労働者のためではなく資本家が生き残るためであることも。
 私は現在も家内工業で婦人服を縫っています。低賃金、劣悪な労働条件に疑問もなく働いていましたが、縫製の仕事ははるか昔から裁量労働制と同じだと気づきました。
 多くの人に政府が掲げる言葉の裏を『前進』で見極めてほしい。そのためにも読者を増やさないと。まずは自分の言葉で話せるよう『前進』をしっかり読み込み、手に取ってもらい、一緒に読み合わせします。

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