全国から6・3高松闘争へ 安倍を監獄へ!星野さん解放! 即時釈放へ新聞広告を

週刊『前進』04頁(2935号04面02)(2018/04/23)


全国から6・3高松闘争へ
 安倍を監獄へ!星野さん解放!
 即時釈放へ新聞広告を


 「星野文昭さんは取り戻せる」「安倍を監獄へ! 星野さん解放を!」という声が急速に広がっている。無実なのに獄中43年、星野さんの即時解放を訴える意見広告を成功させ、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が呼びかける6・3高松集会とパレードに総決起しよう。

充満する怒りと結合して闘おう

 4月13日、アメリカ・トランプがシリア侵略戦争に踏み切った。安倍はそれを全面的に支持した。14日、国会前には「シリア空爆弾劾!」「安倍を監獄へ!」と怒りに燃えた3万人が詰めかけた。
 安倍政権は「働き方改革」と称して残業代ゼロの過労死社会を強制し、UAゼンセンを先頭に連合を改憲勢力にしようとしている。しかし、「改憲・戦争阻止!大行進」運動を全国でつくり出せば、安倍の改憲プランは粉砕できる。
 安倍政権の支持率はついに2割台に落ち込んだ。森友学園、加計学園、自衛隊日報隠し、財務省事務次官のセクハラ等々、安倍政権は腐敗の限りをつくし、国会前には労働者民衆の怒りが燃え上がっている。
 まさにその中で、国鉄闘争を先頭とする階級的労働運動が労働者階級と結びつき、大飛躍する時が来ている。「安倍を監獄へ!」「星野さん解放を!」----充満する怒りと結合し、星野さん解放へ闘い進むのだ。
 星野さんを取り戻す闘いは、腐り切った資本主義社会を倒し、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」をつくり出す闘いだ。

3500人超えた要望書の威力

 四国地方更生保護委員会に提出する要望書がものすごい勢いで集まっている。要望書には、「この1枚で星野さんを取り戻せる」という希望が詰まっている。
 多くの人が要望書を書き、回りから集めている。労働組合やその幹部からも次々に寄せられている。国会議員、地方議会議員、弁護士、医療関係者、学者、芸術家、宗教者などからも続々と集まっている。4月24日の第7回申し入れ行動に向かって、累計は3500人を超えた。

全労働組合訪ね賛同を集めよう

 「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が、『四国新聞』と『朝日新聞』大阪本社版に1面全面の意見広告を出して星野さんの無実と即時解放を訴えることを決断した。
 星野さん解放は、腐敗を極める安倍政権打倒の最も鋭い闘いだ。それを数百万人の規模で訴えるのが意見広告である。
 費用は約1千万円を要する。1千万円は、労働者民衆の支持によって必ず集まるし、賛同金を集める闘いそのものが運動を広げ、闘いを大きく飛躍させる。各地の全労働組合を訪問し、組合員全員の賛同を呼びかけよう。
 昨年2月の星野闘争全国活動者会議において、更生保護委員会闘争に総力で決起し、なんとしても星野文昭さんを取り戻す方針が確定された。ついに今、それを現実にかちとろうとしている。徳島刑務所の正門から堂々と出てくる星野さんは、労働者階級の持つ力を鮮明に示すものとなる。
 全国で絵画展を開き、要望書を集めよう。家族、弁護団、救援会が一つになって高松に行き、更生保護委員会に申し入れよう。
 6月3日、更生保護委員会がある香川県高松市での1千人集会とパレードに全国から総力で集まり、高松市を「星野さん解放」一色にしよう。

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星野文昭さん 1946年4月27日、札幌市生まれ、71歳。66年高崎経済大学入学、71年11・14渋谷闘争で殺人罪をでっち上げられ指名手配。75年8月6日不当逮捕、87年7月無期懲役が確定。96年第1次再審請求、08年最高裁で棄却決定。現在、第2次再審請求の異議審を闘っている。徳島刑務所在監。獄中43年。

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