6・3高松パレード 星野解放へ 新聞意見広告に大反響

週刊『前進』04頁(2943号04面02)(2018/05/28)


6・3高松パレード 星野解放へ
 新聞意見広告に大反響

激励の声が続々と

 5月20日、四国新聞と朝日新聞大阪本社版(近畿、中国、四国地方全域)に星野文昭さんの解放を訴える意見広告(別掲)が掲載された。1面全部を使った広告の効果は絶大だ。
 高松の仲間は20日当日、ただちに街頭宣伝に飛び出した。街を行く人にビラを配ると、「見たよ」「すごいね」と次々に声がかかる。紙面に掲載された連絡先には、激励、連帯、支持の電話がかかってくる。打ち合わせを行うために入った店でも、「出ましたね」と声がかかる。
 徳島刑務所は意見広告の面を切り取った上、裏面だけコピーして星野さんに渡すという対応に出た。面会した星野暁子さんが原寸大の広告のコピーを見せると、「すごく良いね。良く目立つ。絵は1枚なの」と喜んでいた。暁子さんはコピーを差し入れした。
 意見広告が出た直後から星野再審連絡会議のホームページの閲覧数が増えている。星野さんのことを初めて知り、もっと知りたいと考えた人が見ているのだ。

掲載費用はカンパ

 掲載のための費用は、すべて賛同金カンパだ。10万円単位で拠出した人がいる。また、千円、2千円、1万円を出した人が多数いる。その人たちの多くから「この意見広告は自分が出した」と喜びの声が届いている。
 労働組合や市民運動、宗教者などからも多くの資金が寄せられた。星野さん解放は、すべての労働者民衆の声となり、熱望となっている。この力をバネに、6月3日、四国更生保護委員会がある高松市に総結集して全国集会とパレードを成功させよう。今こそ星野さんを取り戻そう。
 あと1週間、できることをすべてやり、高松市に行こう。集会を成功させ、市中心部を貫くアーケードを通り、星野さん解放を訴えよう。胸が躍る闘いが目の前に迫っている。

労働組合を訪問し

 更生保護委員会への申し入れは、6月15日に第8回目が行われる。
 全国から要望書が切れ目なく集まり、間もなく総数6000人を超える。再審連絡会議共同代表の平良修さんは沖縄にある224の教会すべてに自筆の手紙を送り、要望書への署名を訴えた。「無実の人は絶対に囚人として処罰されてはなりません」「正義に反する非人道的な冤罪事件からの解放のために、皆様のお力添えをいただきたく、資料を同封いたします」と真心を込めて呼びかけている。
 広島の新川登茂宣弁護士は、広島地区会に所属する弁護士全員(およそ500人)に要望書を呼びかけ、多数の弁護士から要望書が届いた。5月に開かれた高松市絵画展の際には、市内140カ所の弁護士事務所すべてを訪問した。5・15沖縄闘争でも那覇市内の弁護士事務所を訪問し、星野さんの闘いを訴えた。
 四国地方では、6・3全国集会・パレードに向けて労働組合回りが積極的に取り組まれている。組合としての賛同、参加、取り組みが決まったり、組合として意見広告カンパを出すなどの動きが広がっている。
 高松市民は意見広告を読み、星野さん解放のパレードが通るのを今か今かと待っている。明るく、力強く、星野さん解放を訴えよう。すべての労働者民衆の闘いで、徳島刑務所の正門から星野文昭さんを取り戻そう。
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