日教組奈良市と共に闘う 奈良市従教育支部の発言

週刊『前進』04頁(2957号02面04)(2018/07/16)


日教組奈良市と共に闘う
 奈良市従教育支部の発言

(写真 市長が非正規教員29人を解雇しようとしたことに反対し、日教組奈良市の組合員は3月19〜27日に奈良市庁前で座り込み。29人は少人数学級やいじめ対策の市費教員。退庁する市職員や労働者と討論になり、少人数学級廃止・市費教員解雇に絶対反対の市長あて署名が集まった。いったん解雇された非正規教員は、闘いによって県の講師として任用された)

 6月16日に行われた日教組奈良市の定期大会で、奈良市従教育支部の仲間が来賓として連帯のアピールを行いました。その発言が感動を呼び、日教組奈良市と奈良市従教育支部の団結がさらに深まったので、以下紹介します。(奈良 C)
   ◆   ◆
 本日は日教組奈良市の定期大会の開催、おめでとうございます。教育支部は学校業務員の支部で、学校業務のシルバー人材化に反対するなど、皆さんと同じように、市長や教育長に対して日々闘っています。
 3月は3・4年生の30人学級廃止やいじめ対策支援の先生の廃止攻撃という形で、講師の先生の解雇攻撃がかけられたと聞き、自分たちも日教組奈良市の本庁びらまきや座り込み闘争を一緒にさせてもらいました。
 その中で、自分と同じ小学校に今回の当該である市費講師の先生がおられ、県費講師になるか、ずっと悩んでおられるのを見てきました。その先生が本校の子どもはもちろん、親のこともどれほど思い入れを持っているか、すごく伝わりました。今回の闘いで、先生たちが何人もビラまきや座り込み闘争に決起していて、普段の学校現場と違う新鮮さを感じました。もともとチームワークのある学校ですが、先生たちの怒りの深さも知り、あらためて学校現場での職種を越えた団結を実感しました。
 そこで、解放教育が学校現場でもってきた大きさや、地域の団結の深さをあらためて学びました。この団結をつぶすために、市長は攻撃をかけてきたのだと思います。
 日教組奈良市の皆さんからしたら信じられないかもしれませんが、奈良市従本部は、絶対反対を訴える自分たち教育支部選出の執行委員や下水道の仲間、書記に対して、排除するために解雇や統制処分の攻撃をかけてきています。教育支部の仲間は、こんなやり方はおかしい! と一緒に声をあげて行動してくれています。この仲間を絶対に裏切らず、大事にして闘っていきたいと思います。これも戦争が切迫している中で、労働組合そのものをつぶす攻撃の中で起きていると思います。
 みなさん、私たちは職種が違っても、労働者の武器は団結することです。団結が崩されず、強くなり、拡大すれば、必ず当局の攻撃をはねかえせます。日教組奈良市と奈良市従教育支部は今後もともに団結して闘っていきましょう!
このエントリーをはてなブックマークに追加