団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2961号04面05)(2018/07/30)


団結ひろば 投稿コーナー

杉井医師招き診療所で集会

 高陽第一診療所労組書記長 矢田三恵

 7月8日、高陽第一診療所労働組合が呼びかけ、「とめよう改憲!戦争と被ばくを許さない!7・8高陽集会」を診療所で開きました。豪雨災害の最中を駆けつけたふくしま共同診療所の杉井吉彦医師を囲み、高陽地域の患者・住民の方々、被爆2世・3世や動労西日本、広島連帯ユニオンの仲間など45人が集まって力強く成功させることができました。
 地域で開業している小児科の医師は、「福島県民は広島県民とともに、『第2の被爆者』だと私は見ている。被爆者手帳を持って全国どこでも無料で国の責任によって医療・検診を受けるべきだと思う」と杉井医師の講演を聞いた感想を述べました。
 被爆2世の教育労働者は、被爆者の父のがん闘病も、手帳があったので医療費の心配をせずに治療が受けられたと語り、「福島の補助を打ち切ることは命を取り上げる攻撃だ。原発を国策で造っておきながら事故で被曝させられ、戦争での被爆と同じで許せない」と怒りを語りました。
 高陽第一診療所労組の森末一義委員長が「二度と戦争を繰り返すなという全労働者の思いを束ね、8・5―6から改憲阻止を闘おう」と呼びかけました。
 多くの犠牲者を出した豪雨災害は地方切り捨ての結果です。改憲・核武装へと突き進む安倍政権に対し、団結で生き抜いていく「よりどころ」として地域の医療機関が本当に求められています。広島の被爆者・被爆2世の医療・健康問題を切り捨てるな、「明日生きさせろ」という、高陽第一診療所の建設の目的が今一度、問われています。
 今回の集会に向けて職場、患者会、地域の住宅にビラをまき、賛同署名の呼びかけを行い、60あまりの賛同が集まり、デイサービスの会場で集会を持つことができました。この力・団結を拡大させ、改憲阻止の実行委員会を高陽地域につくっていきます。
 全国の皆さん、全力で8・5〜6広島反戦反核行動への参加を呼びかけます。

よみがえる戦後革命の記憶
 NY

 私は統合失調症を40年間患っていて睡眠薬を多量・多年にわたって飲んできたため夢を見ないのですが、先日徹夜を重ねて疲労困憊(こんぱい)した時に薬を飲まないで眠った時にすばらしい夢を久しぶりに見ました。
 それは、私の幼い時期の戦後革命期の家族や隣近所の人々のつきあい方や人間関係の、はじける様な自由さ、活発さ、創造性にあふれた自己解放性に満ちた、生活の記憶でした。ああ、革命ってこうなんだと目覚めても興奮がしばらくおさまりませんでした。
 『前進』2956号の2面〝ストで攻撃阻んできた労働者〟の内容は、この私の夢と全く同じ内容でした。ところが、現在の日共スターリン主義をはじめとする議会内野党諸派は、この戦後革命期の労働者階級の自己解放的闘いの歴史を意図的に否定し、人民の記憶を消し去ろうとしているのです。ですから、『前進』はこの戦後革命期の記憶を意識的に掘り起こして全面的に解放、提起して欲しいと思います。そしてそれを新自由主義を根底的に革命するテコに転化して欲しいと思います。
 8・6広島反戦大行動の成功を祈ります。

徳島刑務所に暑さ対策要求
 徳島・星野救援会 仙田哲也

 7月19日、徳島・星野救援会と徳島医療福祉労組は、法務省矯正局長と星野文昭さんのいる徳島刑務所長に、緊急の暑さ対策請願を行いました。7月3日の第1回目の請願に続く、緊急行動となりました。
 最高気温が40度を超える暑さが続いています。徳島でも路上の温度計は36度を示しました。朝からマスコミでは「命に関わるような危険な暑さ」(日テレ)、「熱中症に厳重な警戒が必要」「専門家などは、室内ではためらわずに冷房を使うこと」(NHK)と、警戒を呼び掛けています。先日の200人を超える犠牲者を出した大雨災害でも、繰り返されているフレーズです。暑さは自然ですが、それで命まで奪うのが、今の新自由主義です。刑務所も例外ではありません。
 徳島刑務所に「緊急に冷房を入れるよう」、強く申し入れました。対応したのは徳島刑務所の庶務課です。刑務所の中での処遇について、「扇風機はあるのか?」「冷房は入れているのか?」「昨年からの改善は?」など参加者から次々に質問が飛びました。
 例年と同じく、「お茶と食塩」を配布しているだけのようです。星野さんはもちろん、1千人の受刑者全員に熱中症など、絶対に起こさせないよう、何度も確認をしてきました。
 星野さんの年内奪還にむけ、命を守りぬき、必ず四国地方更生保護委員会に「解放」の決定を出させましょう。

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