シンディ・シーハンさんを迎え 横須賀で国際連帯集会 戦争絶対反対の声あげよう

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週刊『前進』02頁(2964号01面03)(2018/08/16)


シンディ・シーハンさんを迎え
 横須賀で国際連帯集会
 戦争絶対反対の声あげよう

(写真 シンディ・シーハンさんの報告を聞き、参加者は今秋改憲発議阻止へ神奈川の労働者の総決起を実現させようと誓った【8月8日 神奈川県横須賀市】)


 8月8日、横須賀で「シンディ・シーハンさんと戦争絶対反対の声をあげよう!」国際連帯交流集会を婦人民主クラブ全国協議会と改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会の共催で行った。集会に先だち、台風の中40人の参加者で街宣・デモをやり切った。
 シンディさんは「10・21女性のペンタゴン(国防省)マーチ」へ1千人のオルガナイザーを獲得し、全米各地に実行委員会を立ち上げている。横須賀でも相模原でも「10・21マーチ連帯大行進」をその場で決定した。私たちの「改憲・戦争阻止!大行進」運動も、11月集会の参加者がオルガナイザーになれば5万、50万のデモが可能だと確信を持った。
 シンディさんの報告に改めて驚愕(きょうがく)した。アメリカの学費ローンの額は20万㌦と殺人的だ。その返済のために平日は教員、金曜日の夜からバーテンダーをやる。バーテンダーの賃金のほうが高い。教員賃金が安く、自腹で教材を準備する。教員を続けるために結婚もあきらめなければならない。
 シンディさんもハイスクールの数学教員だった。娘さんもチャーター・スクールの教員として組合への組織化に奔走している。教員は最先頭で戦争に反対し、入管・難民政策に反対している。もっと尊敬されるべきだと言う。アメリカでは「平和教育」はほとんど行われていない。日本では今、「平和教育」は職場の団結強化と学習の契機として重要だ。そして教員は「平和教育」と「大行進」運動の両方をやらなければならない。
 アメリカは先進国の中で一番、格差が大きい。何百万の人が飢えてホームレスが生み出されている。軍事関連の資金や人材を教育や環境問題の解決のためにまわせば、あらゆることがうまくいく。アメリカの話は日本の現状と同じだ。今、戦争を必要としているのは世界の支配者だ。労働者に戦争はいらない。「国際連帯で帝国主義を倒そう! それが子ども、孫のためでもある!」
 9月24日、神奈川教育労働者集会で教育労働者の根こそぎ結集をつくりだし、強固な「組織者」集団をつくり上げよう。全労働者・人民の力で改憲発議を粉砕しよう!
(改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会 品川孝司)

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