「暑さによる拷問」許すな 星野解放へ海外でも闘い始まる

週刊『前進』04頁(2969号03面02)(2018/09/03)


「暑さによる拷問」許すな
 星野解放へ海外でも闘い始まる

(写真 6月3日に星野文昭さんの解放を訴えて1000人が集まり、香川県高松市で集会とパレードを行った。パレードの先頭には星野さんの家族と弁護団が立った)


 獄中闘争が44年目に突入した星野文昭さん(徳島刑務所在監)を1日も早く取り戻そう。8月5日に広島で開催された国際反戦反核集会において、星野文昭さんの解放を求める国際決議があがり、実際に各国で闘いが取り組まれている。
 星野文昭さんを始めとする受刑者たちが、この夏の酷暑に苦しめられている。このことは、世界に大きな驚きを引き起こした。特に名古屋刑務所の受刑者が熱中症で死亡したことは、アメリカでもショックをもって受け止められた。
 米運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさんから「暑さ問題はアメリカの受刑者も同じだ。ヒート・パニッシュメント(暑さによる拷問)に対する国際的な取り組みを呼びかけてはどうか」という提案が届いた。全米で220万人もいる受刑者も、暑さに苦しめられていることが分かった。
 9月11日に、サンフランシスコの日本領事館前で行われる反原発行動の中で、「ヒート・パニッシュメントをやめろ」「ムミアやホシノを解放しろ」という国際連帯行動が行われることが決まった。星野さん解放に向けた重要な決起だ。
 8月23日には、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議が、星野さん解放と暑さ問題を訴える英文メッセージに英語版要望書用紙を添付して、全世界152の団体と個人に発信した。各国で、四国地方更生保護委員会に星野さんの仮釈放許可決定を出すように求める要望書を集め、日本に送ってほしいと訴えている。
 8月28日にアメリカ・オークランドで行われたムミア解放集会には、星野再審連絡会議が連帯のメッセージを送った。
 国際連帯は、星野さんを取り戻すための重要な闘いである。どの国においても、政治犯解放は階級闘争の重要な課題になっており、時には労働者階級蜂起の道筋になっている。
 改憲・戦争阻止、安倍政権打倒の闘いと、星野さん解放の闘いを一体で発展させ、9月の攻防に決起しよう。改憲・戦争阻止!大行進運動を全国で推進し、11・4労働者集会の歴史的な成功と、11・25高松集会への総決起をかちとろう。
(星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議・金山克巳)

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●星野文昭さんの略歴
 1946年札幌市生まれ。66年に高崎経済大学に入学し、不正入学を弾劾する学生運動に参加。安保・沖縄・三里塚闘争に決起していく。
 71年11月14日、東京・渋谷で沖縄返還協定批准阻止を闘う。渋谷で機動隊員が死亡した事件の「実行犯」にでっち上げられ、75年8月6日に逮捕、87年7月24日に無期懲役が確定した。
 逮捕以来、獄中44年。現在、徳島刑務所から第2次再審請求を闘っている。
 星野さんが獄中で描いた絵は全国の絵画展で感動を呼んでいる。
●ムミア・アブ=ジャマルさんの略歴
 81年以来投獄されている米国の黒人政治囚。労働者・被抑圧人民解放の立場で警察の人種差別襲撃と腐敗を報道して警察に憎まれ、警官殺害をでっち上げられた。ムミア解放は全米・全世界に広がっている。

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